柿谷のための大観衆ではなかったのだが/第31節 vs.C大阪

2009年の浦和戦以来、久しぶりに4万人を集めた味スタ……行きたかったなあ。
行くはずの予定が仕事が押し寄せて「今回もまた携帯速報か」と落胆。しかし午前中、疾風怒濤のごとくやることをやり、時間を調整してキックオフに合わせて吉祥寺クロスバーへ行き、テレビ観戦を強行した。
一瞬、味スタへ行くことも考えた。
が、味スタへ行って東京が勝てば祝杯は必至であり、そのあとで再び残った仕事をやるのは不可能と思い、断念した次第。

スカパーの実況アナは倉敷さん、解説は一平さんだった。
倉敷さんは浦和相手での東京戦ではしばしば実況しているが、それ以外で味スタでマイクに向かうのは珍しいのでは。
一平さんについてはMXでないことをしっかり自覚し、平等な解説ができるるかどうか大いに心配された。

試合は前半に失点してリードを許すが、後半にアーリアの弾丸ミドルが炸裂して同点に。
いや〜、あれはすごい速さだった。店内に差し込む太陽の光がテレビの液晶画面に反射していることもあり、弾道は見えなかった。
倉敷さんも一平さんも、一瞬言葉を失っていたようだ。
ルーコンのアシストも見事だった。

そのあとナオのアシストを東が押し込むも疑惑のオフサイド判定でノーゴールとなり、試合も終盤へ。
後半43分、GKからの一発ロングフィードに柿谷が決めて再び突き放されてタイムアップとなった。
翌日のスポーツ紙の見出しが想像できるような柿谷のゴールで勝負は決した。
4万人の大観衆を飲み込んだ味スタで会心の勝利とはならなかった。いいことばかりはありゃしない。

両チーム攻撃的な姿勢を貫き、拮抗していた。
ポポがそう言わずとも、観ている人にとって、とくにめったに東京の試合を観る機会のない人にとってもまずまず面白い試合だったのでは。
それでもやはり、セレッソのほうが一枚うわてだった。

東京は監督の采配、試合展開、攻・守その他すべてにおいて、まさに今シーズンのサッカーを象徴する試合内容だった。
これでリーグ戦で上位3位に食い込む可能性はほぼ難しくなった。
もちろん1位でも上を目指して残り3試合は是が非でも勝ちたい。

しかし、気持ちが高鳴るのは今日の天皇杯・大宮戦だ。
久しぶりにスタジアムで熱烈応援といくつもり。
大宮駅東口すぐ目の前にある「いずみや」で相棒のWと軽く一杯飲み、気勢をあげてからナクスタへ向かうつもりだ。
ポポとルーコンには年が明けるまで母国へ帰らせないようにしなくちゃね!

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【J1第31節】東京1-2C大阪
2013年11月10日(日)/味スタ/13:05キックオフ/[観客40,371人]
得点:前半31分南野拓実(C)/後半25分長谷川アーリアジャスール/後半42分柿谷曜一朗