勝ち方もいろいろ/天皇杯3回戦 vs.千葉/第29節 vs.新潟

書けずにいた2試合を、まとめて記録としてさらりと書き留めでおこう。

このところ年末が近づいている影響でやたらと忙しい。
今年もたいしたことをせぬまま年の瀬を迎えるのかと思うと、もののあわれを感じずにはいられない。
そんな心境のなかで迎えた天皇杯3回戦は、明大前のLIBREでテレビ観戦した。

これはなかなかにして極上のスリルとサスペンスに満ちあふれた試合でありました。
天皇杯を早々に敗退する虚しさは、もう昨年だけで結構毛だらけネコ灰だらけだ。
高いモチベーションの千葉に対し、ルーコンのPKによる1点をどうにか守りきるか……という終了まぎわに喰らった深井のゴール。

延長前後半はあっという間に過ぎ、あな恐ろしやのPK戦に突入。
いつもながら心臓に悪いが、この試合のはまた格別だった。
いろいろあったが、とにもかくにも勝つことができ、4回戦へ進出することができた。
ヤザーありがとう、やはりいいヤツだった。秀人には「まったくもう、このぉ〜」とデコピンしたい気分だったな。

天皇杯3回戦】千葉1-1(PK5 - 6)東京
2013年10月13日(日)/フクアリ/19:00キックオフ/[観客9,347人]
得点:前半41分ルーカス/後半45分深井正樹(千)


続いて久しぶりの味スタでのリーグ戦は、仕事から帰宅後にMXテレビの実況中継を録画にて。

前節、気合いの入れて臨んだ鹿島戦を1-4で敗れたあと代表戦があった関係でリーグ戦は一休みした。
ああいう試合のあとに一服する時間があって良かったと思う。
そういえば今年5月のアウェイ鹿島戦で悔しい逆転負けを喫したあとも、代表戦でリーグ戦は中断だったなあ。

5月にアルビサポの新潟在住の友人Kが電話で「今年は残留争いはないよ」と話していた。
なるほど、たしかに攻守の切り替えが早くていいサッカーをしていた。
川又堅碁はやっぱり得点を決める予感の漂うストライカーだった。
ボランチのレオシルバが欠場だったのはラッキーだったようだが、実を言うと、この選手の良さをよく知らないのだなあ。

しかし、この日の東京は全体的に終始安定していた。
大量得点での勝利や劇的な逆転勝ちというのもシビレるものがあるが、この新潟戦のように危なげない勝ち方というのは悪くない。
勝ちを表す熟語にはいろいろあるが、この試合には「快勝」が当てはまるかな。

紆余曲折を経て、ポポトーキョーはじわじわと地力が本格化してきた感じ。
となると、どこぞのスポーツ紙が報じた「ポポ今季まで」のガセ記事には、「はあ!? 今、まだ戦っている最中なんですが何か?」と思わずにいられない。
何よりも大事なのは目先の試合に勝つこと。これしか考えていないし、これでいいのだ。

ルーコンときたら、またもやゴールを決めたあとにゆりかごやってたね〜、しかも自分から!
女の子が生まれたことが心底うれしくてしょうがないようで実に微笑ましいし、プレーするうえでのパワーの源になっているのだろう。
こうなったらもう、何としても来シーズンはもちろん、本人が現役選手に限界を感じるまで東京でやってもらいたい。いや、これはマジメな話。

ということで次節は城福甲府との対決である。
あの方のことだから、ことさらに綿密に東京を研究して臨んでくるはず。絶対に油断は禁物だ。

☆☆★★★★☆☆☆△★☆★★△☆☆△☆△★△★☆☆☆☆★☆

【J1第29節】東京2-0新潟
2013年10月19日(土)/味スタ/17:04キックオフ/[観客21,743人]
得点:後半8分太田宏介/後半34分ルーカス