とりあえずの中断明け初勝利/第16節 vs.新潟

例によって「これは今やらなくてもいい仕事」と勝手に決めつけて途中でやめにし、吉祥寺のクロスバーでテレビ観戦。
東進スクール講師の林さんから「仕事やるの、今でしょ!」と怒られそうだが、こればっかりはどうも。

中断明けの初戦で広島に右フックを食らい、アウェイ埼スタでの浦和戦では左アッパーのボディブローを撃ち込まれ、ヨロヨロで足元もふらつき始めたポポトーキョーのあしたはどっちだ!
といったふうにネガティブな気分に陥っていたのがウソのように、アウェイ新潟戦は3-0という完封の快勝に終わったことで、束の間の安堵感に浸っている。
いつもながら単純かつ現金な頭の中身である。

秀人が東からのCKをヘッドで決め、アーリアに対するファールがPKとなり千真が決めて開始10分で早くも2点先制、しかしその後の東京はリトリート。
ボールは圧倒的に新潟が支配してゴールに迫る場面も多かったが、決定力不足とひさびさに降臨した権田大権現に救われて失点を与えず、反対に終了まぎわにJ通算250試合出場のルーコンが難しいダメ押しゴールを決めて勝つことができた。
懸念されたポポの選手交代は、今回はまあまあ標準的な時間だった。

スコアとしては快勝だが、内容はムムムなシーンが多かった。
相手FWで売り出し中の川又にフィニッシュまで持ち込まれてヒヤッとさせられる場面が何度かあったし、辛勝と言ってもいいかもしれない。川又はやはりいい選手だった。
それでもこの新潟戦は、なんとしても勝たなければいけない試合だったから、よしとしよう。
鹿島・広島・浦和の上位から勝ち点3を奪えないばかりか、下位の新潟にも黒星を喫した日にゃ、いよいよ2010年がデジャブとしてよみがえるところだった。

それにしても、中断明けからは善戦を低い位置に保つ堅守速攻的な戦い方が続いている。
これが一概に悪いというつもりはないのだが、ボール支配率で優位に立つと予想していた新潟を相手にしてもやはり引き気味に戦ったのは意外だった。
酷暑のなかでの過密スケジュール期間限定の省エネ戦術なのか、逆転負けを喫した湘南戦、鹿島戦を教訓にしてポポの頭の中に「防御は最大の攻撃なり」という発想の転換に至ったのか。

これで再び今季ここまでの勝敗数を五分に戻した。
水曜日は地獄の4連戦の最後。あの城福さん率いる甲府戦に勝たなければ、ようやく新潟戦でほんの少しだけスッキリした気分がまたもやドヨ〜ンに戻ってしまう。
この暑い季節に行ったり来たりの繰り返しは肉体的にも精神的にもこたえるので、ここらでひとつ突っ走ってもらいたい。

今年も新潟市在住の友人・アルビサポのKに会いに行かれず残念。
試合後にまだ連絡は取っていないけど、「エフシーめ!」と思っているに違いない。
きっと明日あたり、「ようやく気持ちが切り替わったよ」とメールでも来ることだろう。
新潟の海でいっしょ釣りして、ビッグスワンでサッカー観たあとはノドグロを肴に一杯やりたかったなぁ。
そうそう、新潟の海といえば、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働は絶対に許さないぞ。

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【J1 第16節】新潟0-3東京
2013年7月13日(土)/東北電力ビッグスワンスタジアム/19:03キックオフ/[観客26,547人]
得点:前半3分高橋秀人/前半10分渡邉千真(PK)/後半43分ルーカス