いざブラジルへ

試合がない、練習もない、選手も休みでニュースもない。オラこんな村いやだぁ〜♪
というわけで、東京のサッカーに関しては実にヒマな1週間でありました。
そんななか、ナオが通称ネズミといわれる遊離体の除去手術を終え、全治4〜6週間とのこと。
今年は諦めなければいけないほどの重症も覚悟していただけに、不幸中の幸い。よかった。

さて話は変わって、明日に「大一番」を控えた日本代表のことを。
ブルガリアとの親善試合は0-2の負け。ブルガリアのハードな戦いぶりが際立って感じられた。
ストイチコフを擁し、アメリカW杯でベスト4になった実力国も、このところずっと出場できずだったが、現在進行中のヨーロッパ予選ではチェコデンマークをしのぐ2位に付けている。
やはりヨーロッパの国は強い!と実感する試合だった。

あ、ちっとも日本のことに触れていなかった。
日本はベストメンバーでなかったり、前半に慣れていない3-4-3のシステムを組んだりで、攻守両面にわたり冴えなかった。

ザックが監督になってから連戦連勝だった頃に比べると、最近はチーム力が伸びていない、あるいは落ちているイメージがある。
しかし、物事なんでもそうだが、新しいことに取り組むと最初グーンと伸び、しばらくすると成長が止まる時期がやってくる。
ここが正念場。さんざん悩んだり苦しんだりして壁を乗り越えると、再び右肩上がりの流れに進むものだ。
順調にW杯本戦出場を決定して期待が高かったジーコジャパンが本番でさっぱりだったことを考えれば、こういう時期があったほうがいいんじゃないのかなあ、と思ったりする。

でも、明日の一戦はどうやらそういう次元じゃなさそうですなあ。
ヨルダンでまさかの敗戦を喫し、その日以来ずっと“初のホームでのW杯出場決定”“絶対に負けられない試合”と放映テレビ局を中心に大合唱が沸き起こっている。
渋谷ではおなじみの連中が「久々に騒ぎまくるチャンス到来だぜ」と手ぐすね引いて待ち構えているだろうし、それに対して警察はセンター街一帯までに警官を大動員させて取り締まりを強化する方針を打ち出している。どちらもごくろうさんだ。
ドローでも出場は決まるんだけど、それでもいいんじゃない? ダメですか、そうですか、ハイ。

ということで、明日は気を引き締めていこう!
普段、Jのサッカーを観ていない人たちも納得できるようにスカッと気持ちよく勝って、とっととブラジル行きを決めてしまおう。
お楽しみのコンフェデ杯も控えていることだしね。
出場が決まれば、来週のイラク戦では権田、秀人、東の東京3人組が試合に出る可能性もあるかな。
代表の一員として、シビレるぐらいの極限に近い緊張感と喜びを体で感じてきてもらいたい。