またも長居で星落とす/ナビスコカップ vs.C大阪

吉祥寺のクロスバーでテレビ観戦。
得点差以上に敗北感の大きい試合だった。

先月、リーグ戦で同じセレッソと対戦したときの方がはるかに内容は濃かった。
ただ、セレッソは一度対戦しただけに、東京をリスペクトして十分に分析・研究済みなのが見受けられる戦いぶりだった。
ポポヴィッチだってもちろん、同じようにセレッソのことをスカウティングしていたはず。
しかし今回は相手がどうこうというよりは、東京がヨネと加賀とタマ以外は攻守にわたり精彩を欠いた。

開幕から数試合は「ゴールを決めるのは俺だ!」という気概がチーム全体にみなぎり、攻撃に迫力があったんだけどな。
今年の東京はパスをつなぎつつも、フィニッシュへ持っていくのが速いと感心していたのも束の間って感じ。
山を登っていて道に迷ったり間違えたと思うときの判断は、来た道を引き返すのがセオリーである。
さてポポはどのような采配を振るのか。手腕の見せどころだ。

大阪から直接仙台に飛んで宿を共にしている選手たちは、小平とは違った環境のもとで頭の疲れを減らしてほしい。
まずは修正へ向けて思うことを胸の内に溜めず、ざっくばらんに話し合うこと。
また、時間があれば石巻などに行き、被災地の現在を自分の目で見るのもよいだろう。
さらに余力があれば、たくさん牛タン食べて、試合では相手をベローンと飲み込んじゃえ! けっして舐めちゃダメだけどね。

仙台みやげに「萩の月」「笹かまぼこ」はいらないから(ホントは好物だから欲しいけどさ)、「勝ち点3」と「自信回復」でお願いしたい。

ヤマザキナビスコカップBグループ第4節】C大阪2-1東京
2013年4月10日(水)/大阪長居スタジアム/19:05キックオフ/[観客7,296人]
得点:後半10分柿谷曜一朗(C)/後半16分李忠成/後半24分シンプリシオ(C)