待望のJ1復帰が実現!/vs.鳥取

1年間、待ちに待ったこの日がとうとうやってきた。

昨年12月の“西京極の悲劇”の瞬間から3日ぐらい思考停止状態が続き、その後ようやくのたりのたりと動き始めた自分のFCトーキョー魂に点灯した文字が「1年でJ1復帰」。
J2で1年戦って3位以上に入り、再びJ1のステージに戻るのは再来年になるのかと思うと、正直なところ当初は気が遠くなった。

それでもいざシーズンが始まってみると、意外と時間がたつのは遅いようで早かった感じ。
最大のピンチだった5月の草津戦敗戦後立ち直りを見せ始め、特に夏以降はあっという間に試合を重ねていき、昨日の復帰決定の日がやってきた気がする。

とはいえこの1年間、いろんなことを考えたり考えさせられたりしてきた。
開幕戦直後に大震災が発生してリーグ戦は中断、その後再開したときのうれしかったこと。
あのときは「1年でJ1復帰」という以前にサッカーのある日常の尊さを痛感したもんだ。

しかし情けないことに人間(というか自分)は忘れやすいもので、再びサッカーのある日常が戻るとそれだけでは飽き足らず、すぐに「1年でJ1復帰」が頭の中にデーンと横たわる。
晴れた日も雨の日も、寝ても覚めても、いつだって自分にとって日々の生活における重大な関心事というか、大事な目標のひとつとなっていた。

昨日その目標達成を知った瞬間は現地鳥取のスタジアムではなく、仕事帰りの車の中で。
どしゃ降りの雨の中、暗くなったコンビニの駐車場に停めた車内で携帯速報をチェックし、あっけなく試合結果を知った。

その瞬間は「予定通りに1年でこの日がきてよかった」というのが素直な実感。
ほんとうの喜びが込み上げてくるのはこのあと、じわじわとかな。
それよりも次は優勝が待っている。ご多分にもれず?次節のホーム味スタ最終戦での千葉戦での決定を願っている。
鳥取に行くことができなかった応援者に現場で喜ぶ余地を与えてくれるよう、今日の鳥栖にはどうか勝っていただきたい……って、ムシがよすぎるかな。

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【2011 J2 第36節/とりスタ/5,746人】 鳥取1-5東京 [得点者/前半23分森重・後半6分ルーカス・後半25分谷澤・後半35分鈴木・後半40分福井(鳥)・後半45分+2上里]