ナイスゲーム!/vs.神戸(天皇杯)

いつものようにバタバタといった感じでゴール裏に到着したとき、ちょうど選手紹介が始まった。
天皇杯ならではの女性によるフラットな口調で、まずは神戸のスタメンから。
石櫃、相馬、そして大久保の名前を聞くと、J1神戸との試合であることを実感した。

この試合をずっと楽しみにしていた。
J2で身に付けた東京の強さが“格上”に通用するのか。
神戸はやはりJ2チームにはない速さと巧さと正確さを兼ね備えていた。
しかし延長に入ってからの東京を見ているうち、PK戦にならずに絶対に勝つという気持ちになっていたのは自分だけではないだろう。

延長後半、達也のヘッドのときは決まったと早とちりして、隣の仲間に飛びつこうとしたら「ちがうちがうっ!」と後ずさりされてオフサイドに気がついた。
そしてさらに続く怒濤の攻撃の末、ロスタイムの森重ゴールで勝利!
今シーズン、いい試合やうれしい勝利はいくつもあった。
しかしここまでスリリングで高いボルテージになった試合はなかった。

この試合で東京が見せた今シーズンで身に付けたもの。
それは強烈なまでの勝ちたい気持ち、勝利への執念だったと思う。
神戸の監督、選手たちはそれを感じたかどうかは分からないが。
いよいよ目前に近づいたJ1復帰とリーグ優勝。
強いメンタリティに本格的に磨きをかけるのはこれからだ。

【第91回天皇杯 3回戦 /味スタ/5,937人】 東京2-1神戸 [得点者/前半13分:高橋・前半37分河本(神)・延長後半15分+1分森重]


前後してしまうが、水戸戦について書いてなかったのでここで少しだけ触れておかねば(実は↓の☆を増やす快感を味わいたいので)。
昼間の青赤横丁はさんざん盛り上がっていたそうだが、その時間に行ってない自分としてはやはり勝ち点3で気持ちは盛り上がった。セザーのゴールはしびれましたな。

昇格決定とはいかなかったけど、やはり自力で決めないとね。
それとキャプテン今ちゃんがいてくれなきゃ……というわけで明日の鳥取のピッチでタジキスタン戦で代表初ゴールのときに見せた以上の会心の今ちゃんスマイルを期待しようではないか!

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【2011 J2 第35節/味スタ/22,896人】 東京2-0水戸 [得点者/後半4分高橋・後半34分ロベルトセザー]