荻窪「やき屋」が場所を移し営業再開

日々の生活はけっして毎日のように楽しいことばかりではございませんが、東京の調子がよければそれだけで心おだやかに過ごせるもんでございますな。
比較するのもなんですが、同じように日常生活をうれしい気分にさせてくれる出来事が最近ありました。
いや、まったく些細なことなんですが、ちょっと前にこのブログで閉店のお知らせを書いたばかりの杉並・荻窪にある立ち飲み屋「やき屋」が、7月1日に場所を移しリニューアルオープンしたのです。

閉店報告のエントリーに対し「どうやら6月下旬から7月のはじめに荻窪で再開するらしい」とのコメントをいただき、何も知らなかったので秘かに喜んでいました。
とはいえ具体的な開店日はいつなのか、また場所は荻窪のどこなのかは不明のままで、「そのうち風のウワサが耳に飛び込んでくるだろ」ぐらいに思っていたのです。
しかし6月下旬のある日、「やき屋」の中野店で偶然ひとりのお客さんとマスターとの会話からはっきりした事実関係を知ることになり、開店の7月1日に足を運ぶことができた次第。

新店舗は以前とは反対側の荻窪駅南口、駅前の商店街を入り、30〜40m先左にあるカレーショップ「CoCo壱番屋ココイチ)」を左折して10mほど先の左側。看板も出ています。
のれんをよけて店に入ると、おかみさんが「あら、いらっしゃい!」と待ちかまえていたかのように大きな声を発しました。
おお、いつになく愛想がいいぞ。初日のせいか気合いが入ってる様子でした。

店内を見渡すとコの字形のカウンターのみのスタンディングバー風で、旧店舗の古びた居酒屋風情とはだいぶ趣きが異なる感じ。
収容は15人ぐらいだろうか。20人はきつい感じでした。
慣れないせいもあり、やはり以前の店の方が居心地がいいかな……というのが率直な印象です。

でも、最大の魅力であるイカ系中心のつまみのラインナップは何も変わっておらず、なおかつ値段も引っ越しに伴う便乗値上げも一切なし。
閉店した2月以降6月まで5ヵ月間ぶりにイカ料理の数々を堪能できました。
めでたしめでたし。