人生苦もありゃ楽あるさ/vs.鳥取

それ言うなら「人生楽ありゃ苦もあるさ」だろ?
そう、水戸黄門の主題歌ではね。でも今季の東京の場合は順番が逆。
先に苦しい時期があって、今ようやく楽しい時期が訪れつつあります。

ほぼ非の打ちどころのない試合でした。
どしゃ降りの熊本戦から始まり、とうとう5連勝。
場当たり的な、瞬間芸のような内容ではないのがすばらしい。
試合ごとに大なり小なり何かしらのステップアップが見られ、プレーの一部始終に自信が感じられます。
ゴールを決めた3選手はもちろんですが、フィニッシュに至るまでの流れで他の選手がエエ仕事してましたわ、ホンマに。

前試合に続き、同じ1987年生まれのアベック弾が炸裂しました。
この2人は同い年ということからでしょうか、今年開幕前のキャンプでは同室だったんですよね。
ナオのブログサイトの動画で、2人の部屋を訪問する場面がありました。

両人ともベッドに寝っ転がって静かに本を読みふけってました。
読んでいたのは、高橋は『ニーチェの言葉』、森重は……なんだったっけかな。
この合宿での時間が一見異なったタイプに思える2人の心を近づけ、ライバル心というか、お互いにいい刺激を与え合ったのではないでしょうか。
今後も1987アベック弾は期待できそうです。

選手交代は1人目の大竹が85分とは、やっぱり遅すぎますな〜。
交代のタイミングに迷う熊さんの気持ちはよく分かりました。
鳥取の選手にかなり疲れが見られ出したのと裏腹に、東京の選手は誰もが「俺はまだいけるから交代しないでほしい」とアピールするかのように、運動量を落とすことなく巧みにパスを回し続けていました。
それでも高橋のゴールで2-0となったところで代えた方がよかったと思いますよ、やっぱり。

夏到来を間近に控え、少しでも肉体的な疲労の蓄積を減らしたいし、サブのメンバーにも実戦機会を与えたいところです。
小平で頑張ってる姿を見たあとだけに、よけいそう思ってしまいます。
限られた短い時間にCKで森重ゴールのアシストをした大竹はGJでした。

前にも書きましたが、コツコツと勝ち点を重ね、コツコツと順位を上げていき、コツコツとチーム力を上昇させる――今しばらくは「コツコツ路線」でいってほしいものです。
今は右肩上がりの真っ只中ですが、この先にはまだちょっとした谷が待っていると思います。
そんなとき「ルーカスがいてよかった!」と感じる瞬間が待っているような気がします。

鬼太郎デーにルーカス入団挨拶、長友観戦に花火、それにうれしい勝利とデラックスなメニューが続きましたが、試合を終了した頃にはかなり疲れていました。
埼玉県・秩父に近い方での早朝からの仕事を午後に済ませ、車で空いている道を選びながら味スタ近くの公園駐車場へ。

それから徒歩15分で味スタへたどり着いたときにはやたらと汗はかくわ、だるいわ、眠いわの悪コンディション。
試合直前のユルネバ以降は条件反射的にシャキッとしましたが、試合終了後は再びだるさと眠さが襲ってくる始末。
だからせっかくの完勝にも、弾け切った喜びには至ることができませんでした。
やはり真夏の試合では、しっかりと体調を整えて臨まなければいけませんな。反省!

☆★△△☆★△☆△☆☆☆☆☆

【2011 J2 第19節/味スタ/ 16,337人】 東京3-0鳥取 [得点者/後半14分ロベルトセザー・後半22分高橋・後半44分森重]



↑観戦にやってきたインテルの長友、シャーを披露。さすがに上手かった
↑ルーカスの背番号は49に決定!
9番へのこだわりはよほど強いものがあるようだ


↑子どもの頃から大好きなねずみ男。我ながらなんでなんだろう!?

↑実はこの日に花火があるとはまったく知らなかった……