6月攻勢への布石/vs.京都

今回はスカパー観戦。テレビに映し出された西京極競技場を見て、あの日のことを思い出した。
でも当時は12月だったから日が短くてもっと暗かったし、寒かった。
いま思えば「降格決定」という東京応援者にとって衝撃の事件の舞台としては、あまりにもお似合いだった気がする。

月日は約半年過ぎ、同じ場所での同じ対戦カード。試合結果はあの時と大違いで、4-1で東京の快勝となった。
今回、京都まで応援に駆けつけた方々は遠征の甲斐があったというもの。
泊まりの方は今頃まだもしかして河原町あたりかな。おつかれさまでした。

前節に続いて先発の草民が2ゴール1アシストの大活躍、さらに梶山、大竹の両ヨーヘイにもゴールが生まれ4得点。
この3人を含め、それ以外の選手の全員がみんな特長を出しつつ、しっかり連係したサッカーだった。
消えている選手のいない試合というのは、大体において内容がよく、勝ち試合になっているもんだ。

それでも、いよいよ調子上昇で連勝モード突入というにはまだ危なっかしい部分が目立った。
たとえば梶山が決めた1点目の直後の1失点。あれはいただけない。
単純なパスミスやあっさりボールを失う場面が相変わらず結構多かった。
その後、京都が自滅していく展開になり、追加点が生まれ、東京の試合運びは目に見えて楽になったからいいものの、相手次第では1-1になった時点で引いてしまい、またもや恐怖のドローに終わりかねないところだ。

と、「勝って兜の緒を締めよ」的に殊勝なことを言ってはいるが、やっぱり4点取っての勝ち試合なんて自分久しぶりだけに、気分は悪いはずがない。
草民・大竹コンビはもちろんだが、セザーも本格的に調子が上がってきたようで、かなり運動量も増えてゴール前で危険な動きを見せるようになってきた。
そして羽生の中盤での攻守にわたる献身的プレーがダイナモの役割を果たしている。周囲にかなり声を出しているのが、テレビなのでよく見えた。

熊さんは当然次節もこの先発メンバーでいくだろう。心なしか、声にも張りが戻ってきた気がする(笑)。
このメンバーにナオやPJが加わった場合にも、高松負傷以前のスタイルに戻ることはあり得ない。現在定まりつつある方向性には、選手が自信を持っているのがよく分かる。

好調の継続なるか、それとも……次節の愛媛戦がいまから楽しみでしかたない。この1週間は週末がかなり待ち遠しく感じられそうだ。
今から6/5に向けて、てるてる坊主を作っておいた方がいいかな?

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【2011 J2 第14節/西京極/5,330人】 京都1-4東京 [得点者/前半14分梶山・前半20分内藤(京)・前半30分田邉・前半37分大竹・後半13分田邉]