ありふれた愚痴話

今夜はかなり呑んでしまったので愚痴話なんぞをひとつ。
そんなときに書くんじゃないよというお叱りの言葉を承知のうえで、ばかばかしい話にお付き合いのほどを。

このままじゃ今シーズン、J1に復帰できないと思っている東京応援者はたくさんいることと思います。
一昨日の試合で前半にいい展開を見せてくれたからといって、試合後のコメントで監督や選手が今までの試合後にはないポジティブな言葉を口にしたからといって、それだけで「ああそうかい」とうなずくほどこちらも老け込んじゃいませんよね。

前監督・城福さんのコラムが日経新聞に載っている、という情報を仲間から教えてもらい、読んでみたのですが、額面通りには喜べませんでした。
東京サポへのラブコールとも思える内容を期待した半面、いったいどんなにきつい今の東京への叱咤の言葉が飛び出しているのかな……という両面の想像をもっていたのですが、そこはやはり所詮、『日経』のコラムでしたね。
クール&ドライかつビジネスライクで啓蒙文的な内容に構成・編集されていました。
当たり前ですよね、城福さんは現在フリーランスなのですから。

今の東京はマスコミ・メディアの論評の対象にもならないような存在に「成り下がり」つつあるのでしょうか。
我々応援するものにとっては、いつの試合であっても選手に対しては勝ちを要求するばかりです。
プロのフットボールクラブなのだから当たり前でしょ、と言われればそうなのですが、選手たちも楽じゃないッスね。

ちょっと古い話題になりますが、フジテレビのスポーツ番組「すぽると」で鹿島の小笠原とわれらが今ちゃんが並んで出演していましたね。
ニュースのお題は東北六県出身の現役Jリーガーが、有志団体「東北人魂を持つJ選手の会」(略称・東北人魂)を設立したといのこと。
2人はしっかりと語調を揃えて「東北人ならではの口は上手ではないが行動で示す姿勢を貫きながら、被災地の皆さんを支えていきたい」と力強く語っていました。

ぼくも生まれは東京ながら両親は福島県会津の喜多方だけに、江戸っ子とはまったく言えず、半分は東北人という自覚のもと、これまでの人生を過ごしてきました。
だからどうというわけでもないのですが、このたびの震災でずっと歳上の普段付き合いのない従兄弟が福島県浪江町に住んでいて、身体は無事ながらも家屋は津波で流されたと聞かされ、やはり辛い気持ちに浸りました。
いま自分が住む団地には原発被災者が入居してきています。
今度の日曜日には自治会主催の歓迎会に行ってきます(京都戦が土曜でよかった)。

まったく比較の対象にすべきではないのかもしれませんが、われら東京がリーグ戦再開以降うまく戦えていないことに対する愕然とした思いも、今の日本の現実に比較したならば実に些細なことになってしまうのでしょうか。
あるいは仕事の不都合や、身内のちょっとした苦労ごとなども含めて。
これは人によってだいぶ見解が異なるのでしょうけど、「それはそれ」「これはこれ」と、考え方を切り替えていきたいと思っています。

こんな複雑な日々の気持ちの流れも含めて、これからも“がんばろう日本”なのでしょうね。
なんとなく風化していきがちな空気に流されることなく、ほんとに頑張らなくっちゃですね。自分たちのできる範囲で。