突然ですがサンドウィッチマンの話


実はお笑いコンビの「サンドウィッチマン」のファンなんです。かれこれ7、8年前ですが、日曜にたまたま行った永山(多摩市)のショッピングセンターで彼らのアトラクション(もちろんタダ)に遭遇したのが初めて知るきっかけでした。

出てくるなりかました「どーも皆さん、サンドウィッチマンです。名前だけでも覚えて帰ってください」という掴みのギャグが妙に笑いのツボにはまり、そのあとも爆笑しっぱなしでした。自分としては、最近には珍しく高評価のお笑い芸人として今日まで続いています。

ともに仙台出身で同じ高校のラグビー部だった2人組で、ネタは金髪のツッコミ・伊達みきおじゃない方の、ボケの富澤たけしが作っているんですね。ナンセンスいうか、すっとぼけた感覚のコントがたまりません。何回見ても、何年たっても、飽きもせずクククッと笑ってしまいます。
元ラガーメンだけにスポーツ好きのようで、当然ながら地元仙台のベガルタ楽天を応援してるみたいですね。

昨年10月、仕事で石巻へ出かけた時のこと。そう、このブログにも書きましたが、あのユアスタでの仙台vs東京の前日でした。行きがてらの夕方すぎに仙台一の繁華街・国分町で軽く一杯飲んだあとで「鳳園」という小さな中華屋に寄ったのですが、そこのラーメン(メニューでは「支那そば」)と餃子、それとカキフライが素朴な味わいで抜群にうまかったんです。

ほかにお客がいなかったこともあり、カウンターの向こうの店主に「いやぁ、どれもこれもおいしいですね〜」と声をかけると、これをきっかけに一見無口そうだったおじさんは口を開いて話す話す。で、どんな流れか忘れましたが、サンドウィッチマンの話が始まりました。

「まだあいつらがそんなに売れてない頃から、この店には毎日のように来てたんだ。今はあんなになっちゃったけど、当時は食えてなかったからねぇ。この前はこの店もテレビに出たんだよ。よくあるでしょ、苦労してた頃に世話になった人を紹介するような番組がさぁ。あれよ、あれ。俺も出ることになっちゃってねぇ」
麺をすすり、餃子をパクつきながら、嬉しそうに語るおじさんの話に相づちを打ち続けました。

そのサンドウィッチマン気仙沼で仕事をしていたときに先だっての大震災が発生し、避難した高台から陸地へと押し寄せる大津波を目の当たりにしたというエピソードは、多くの方がご存じかと思います。彼らは故郷である宮城の大惨事に深く心を痛め、自分たちのブログにも励ましの言葉や沈痛な想いを更新しています。彼らならではの笑いのスパイスをブレンドさせながら。

昨日で地震発生から2ヵ月を経過したわけですが、サンドウイッチマンは今月を皮切りに『サンドウイッチマンプレゼンツ 東北魂チャリティーライブ』を毎月開催します。第一弾が来週5月20日(金/開演18時30分)に代々木の山野ホールであるので行くつもりでいます。興味ある方はよかったらのぞいてみてください。