鉄人・平山が骨折!

リーグ再開を2週間後に控え、東京にとって厳しいアクシデントが発生しました。平山相太が右足の脛(けい)骨および腓(ひ)骨の骨折で全治約4〜6ヵ月の重傷とのことです。東京の中では今ちゃんと並ぶ鉄人ぶりで、大きな怪我をした記憶がとんとないのですが、今回ばかりは違いました。これは痛い、痛すぎます。

サッカーに限らずスポーツ選手が負傷すると必ずその怪我について教えてもらう整形外科病院勤務のYちゃんに、今回もまた早速「平山が頸骨と腓骨の骨折だそうなんだが、実際のところどうなの?」と尋ねてみました。するといきなり「腓骨か……」というなんとも不気味な言葉が。

Yちゃんの答えとしては、頚骨は太い骨、腓骨は細い骨。細い分だけ腓骨の骨折は完治するのに時間がかかるとのこと。「浦和の山田直輝が昨年1月、アジアカップ予選のイエメン戦で相手の危険なファウルを受けて骨折し、昨シーズンずっと復帰できなかったのも右足腓骨だったんだよ」と教えてくれました。

平山の症状がどの程度の、どんな具合なのか詳しく分かりませんが、リハビリにもそれ相当に時間が必要となるでしょう。ぼくは昨日の練習試合栃木戦ではなく、おととい土曜の練習を見に小平へ行ったのですが、そのときの平山はいつも通りの平山だったので、昨日の出来事と今日の発表はショッキングでした。


↑土曜日の練習時の小平。1日後、このピッチに平山が倒れることになろうとは……

一昨年のシオ、昨年のヨネに続いてシーズン本格始動を前にして起こったこの平山の骨折。怪我による選手の離脱を想定したうえでの選手補強の必要性は、昨年にもイヤというほど痛感させられました。高松・セザー・PJ・谷澤など、本職のFWであるなしにかかわらず前線を張れる選手の獲得はフロントのGJです。

とはいえ、やっぱり平山の坊主頭を見られないのはものすごく残念でなりません。1月の小平始動日の選手を代表した挨拶にも、いままでにない気合いが感じられただけにね。願わくば、J1復帰を決める試合までにはユニフォームを着ていられるといいなあ。しかしそれよりも何よりもしっかりと治してもらいましょう。

がんばろう東京、がんばろう平山相太