気分はすでに本日の名古屋戦/vs.川崎

川崎戦からの中2日はあっという間だったが、ことあるたびに東京のことばかり考えていた。電車の移動中、昼食中はもちろん、仕事中のふとした瞬間にも思い浮かべてしまう時間が多かった。

何を思い浮かべるといっても大したことじゃない。「どうなるんだろう」「大丈夫にきまってる」「なるようになるさ」の繰り返しだ。今さら星勘定しても何がどうこう大きく変わるもんじゃない。

名古屋戦を控え、川崎戦を振り返っている場合ではない。ひとつだけ言えば、実は試合後の森重の涙の意味をしっかり理解していなかった。なぜ森重はそこまで涙をこぼすのか。しかし帰宅後に録画を観て「ああ、こういうことだったのか」と納得した次第。

2失点目でのプレーについてとやかく言う気はなく、むしろあの試合で森重は本当の意味で東京の一員になったと思った。「痛恨のミスが多すぎる」と非難する人がいようとも、彼を応援したい。

真の優勝争いも真の残留争いも未経験の東京が、試合のたびにこれほどまでものすごい高さの緊張感が続くことは初めてだ。かといって、「このシリアスな状況を楽しもう」というほど図太い神経は持ち合わせていない。

でもマリノス戦でもそうだったけど、応援者の間にはクラブスローガンの「心をひとつに」の空気が盛り上がっている。とかく考えてしまうのは3試合が終わったあとのことばかりなのだが、それはまだ早すぎ。今日はしっかり今日の試合に集中するとしよう。