ザックジャパン初勝利

ザックジャパン初戦、見事アルゼンチンに勝ちました。日本選手は攻守の切り替えがスピーディで、いま東京で大熊さんが口を酸っぱくして叫んでいるサッカーのお手本とも言うべき内容だったと思います。前半のゴールシーンにしても長谷部のミドルは実にいいシュートでしたし、GKのこぼれ球には岡崎ともう一人森本も詰めていましたし、決まるべくして決まった先制点でした。

一方、アルゼンチン選手は疲れているのか、動きに本来のキレが観られず、日本選手のコンディションとは相当に開きがありました。それでも、ハーフタイムには「後半、アルゼンチンは猛攻勢をかけてくるはず」と予想していたのですが、見事にはずれました。時差ボケなのかな。メッシはともかく、テベスほか数人も海外組日本選手と同じぐらいの日に来日していたはずなのですがねぇ。

何はともあれよかったよかった。中でも長友、今ちゃんは東京サポーターの期待に応えてくれる活躍でしたね。

長友は、テレビで小倉氏も言っていましたが、チェゼーナ移籍後に間違いなく足が速くなっていると思います。持久力も1.5倍ぐらいアップしている感じ。今朝の「ズームイン朝!」では長友が特集され、チェゼーナの街を歩いているとそこら中から「ユート、ユート」と声かけられていたそうです。公私にわたり充実した時間を過ごしているのでしょう。目指せ、世界一のサイドバック

今ちゃんは今回のザックジャパンメンバー初招集にあたり、「普段チームでやっているSBのポジションで先発したい」というようなことを話していましたよね。今日は見事に、その希望通りになりました。プレーに関しては、ほぼノープロブレムの出来だったと思います。相手のシュートをカットし、そのままドリブルで前戦に上がる攻撃参加場面もあったりして、面目躍如といった感じでしたね。

テレビでは試合前のスタメン紹介の際、各選手の名前の下に小さく一口紹介が書かれていて、他の選手は「比類なきシュートセンスが持ち味」というトーンなのに、今ちゃんは「闘莉王のモノマネで一躍人気者に」みたいなもの。一人だけプレースタイルとまったく無関係でした。いやはや、あのモノマネのインパクトは本人の意に反していまだ強力のようで……でもしっかり笑わせてもらいました。

難航した代表監督選出でしたが、やっとこさで決まったザッケローニ監督での初試合を強豪アルゼンチン相手というオマケ付きで勝つことができ、一番ホッとしているのはハラヒロミではないでしょうか。いい時間帯の今頃、どこかの店で祝杯をあげているかもしれませんね。昨日亡くなられた大沢親分ならきっと大きな声で「アッパレ!!!」と言い放ってくれたにちがいありません。

最後にボソッとひと言。後半終了まぎわに川嶋が交代するときに権田の出場を期待したのは、自分だけじゃないですよね?