猛暑のセレッソ戦前夜

危険な暑さですね。もともと夏は大好きではあるのですが、それにしても暑い、暑すぎますわ。

梅雨明け後にしばらく続いた暑さには、重松健太郎のようなフレッシュかつシャープな熱気が感じられました。だけどここ数日の暑さときたら、しぶといDFにべったりマンマークされたみたいで、不快なことこのうえないです。どっちが心身にこたえるかと言えば、やはり後者の方がダメージは大きいです。グッタリきてしまいます。熱中症が続出するのも無理はありません。

さてと、こんな天候のもとで明日はこけら落とししたばかりのキンチョウスタジアムセレッソ戦を迎えるわが東京。7月中断明け以降ハードな日程が続き、今回も中3日での遠征となりました。しかし今回はめずらしく相手の方が過密で、セレッソは中2日での試合ですが、まだ救いなのは前節が京都・西京極、今回はホーム・キンスタと、移動距離が少ないことでしょうか。

城福さんが新潟戦後のコメントで、日程がフェアじゃなかった云々と話してましたね。あれを読んだときは「ありゃ、それ言っちゃったか」という感じでした。もちろんただのグチではなく、論拠ある発言であったことはきちんと伝わっています。少なくとも応援者には間違いなく。城福さんは普段はシャイな紳士ながらも、理論と度胸を兼ね備えた上でのアナーキーさを持ち合わせていますね。その感覚、同い年ですからよく分かります。

そんな城福さん、明日のセレッソ戦を前に「東京は中3日、対戦相手のセレッソは中2日。これはフェアじゃないですよね?」なんて重箱の隅をつつくかのごとき質問には何と答えますかね。一般的中年おじさんなら「は? ヘアってなんのこと!?」とすっとぼけておしまいになりそう。でも城福さんなら違いそうです。「そう、フェアじゃないですね。だから明日、東京は必ず勝ち点3を取らなくてはなりません」と生真面目に答えることでしょう。

江戸時代の町民にはエアコンなんかないわけで、よほどのことがない限り暑すぎる夏の日には仕事をしなかったようです。水も今みたいに十分あったわけではないから、夏バテで身体の具合が悪くなるよりは仕事を休んだ方がいいや、という風潮だったみたいですね。現代人も少しは見習いたい判断ですな。

でも気の毒なことにサッカー選手は休むわけにはいきません。明日の東京の選手にはいつも以上に気を引き締めて極限までテンションを高め、新しいスタジアムで好調のセレッソを破ってもらいたいです。
“緊張(キンチョウ)の夏、東京の夏”ということで……使い古されたネタで失礼しました。なにせ連日の熱帯夜で、頭がもう……。でも、きっと明晩には勝利の喜びで覚醒できるはずです。