しぶとくいこうぜ!/vs.磐田

汗をかきながら早足で国立に着いたのがキックオフ後の19時8分。それでも平日ということでまだその時間に入場する人は後を絶たず、ゴール裏のスタンド入口にたどり着いて周囲を見渡すと空席はない様子。すでに試合も始まっていたこともあり、どこで立つのも同じというわけでその位置に立って声を出すことにしました。

平日の国立でのホームで観衆26,000人というのは、東商デー、夏休み等々の理由があるのでしょうが、何はともあれ記憶にない大入りでしたね。東京の試合は初めてという人も多かったと思います。こんなときこそ勝ちたかったのですが、結果は1-1、Jリーグ記録更新のホーム7試合連続ドローだそうです。記録って言ったってねぇ。



ドローの試合というのは直後にはそれなりの感想はあっても、とかく時間が過ぎてしまうと印象が薄くなりがちです。例外もあります。今シーズンで言えば終盤に追いついた中断前の清水戦、それに清水戦とは反対に最後の最後に追いつかれてしまった先日の神戸戦は、どちらかというと印象に残る内容のドローですね。

昨日の試合で数ヶ月後たってもはっきり覚えているのは大黒のゴールと権田の好セーブ連発の場面ぐらいでしょうか。同点にされてからも決勝ゴールを期待しましたが、その思いとは裏腹に危ない場面につながるパスミスが増え、攻撃も中盤でボールを奪われるシーンが多く、ことごとく中途半端でした。ナオの不調も深刻です。

東京は中2日での試合、相手の磐田は調子上昇に加えて中3日でプレスにも勢いがあったことを考えればドローもやむなし。負けないだけよかった……こんなふうに試合後にずっと言い続けてきた結果、ドロー新記録に至ってしまったんですよね。接戦の展開から勝ち切るしぶとさはいったいいつ、どうしたら身につくのやら。

W杯の熱波がまだ残りサッカーに注目が集まっている今日この頃ですが、新規リピーターを増やすためにはイベントだけでは力不足で、応援するチームが勝つ喜びを体感させることが必要不可欠。これからのホームゲームでは(もちろんアウェイも)ドローではなく、ドロ臭い試合内容でもいいから、がむしゃらにしぶとく勝ちにいく姿勢を見せてもらいましょう。