W杯と小平と

前回優勝のイタリアはさきほどニュージーランドとの試合を1-1のドローで終えた。NZに先制されたうえ、自軍はPKの1点のみという結果に、マルチェロ・リッピ監督は曇った表情で「運がなかった」としか言いようがなかった。このイタリアをはじめイングランド・ドイツ・スペインなどの強豪国は予選リーグ3巡目とはいえ、消化試合などといっている余裕はない。決勝トーナメント進出へ向けての白熱した勝負が楽しめそうだ。

日本・オランダ戦は思っていた以上に日本の攻撃シーンが多く、最後まで勝ち点1を期待してしまった。負けは覚悟していたが、これまた思っていた以上に悔しい気持ちになった。裏を返せばそれだけいい内容だったということ。最小の1失点で食い止めたのも大きい。チームは確実に集中力を増し、みんなで勝とうという意識が高まっている。入念に対策を練り、勇気を持って立ち向かえば、デンマーク戦はきっといける。

連日テレビで1、2試合を観るうれしいサッカー漬けの日々が続くが、それだけじゃ物足りない。というわけで、午後3時開始の小平グラウンドでの日本クラブユースサッカー選手権大会関東大会2次リーグ、東京U-18対ジェフ市原・千葉U-18の試合に行ってきた。ユース観戦は先月、深川でのヴェルディとのダービーに続き2回目。今回はトップチームとは異なる雰囲気の応援者の声援に違和感(?)はなかった。

結果は東京ユースが3-2で勝利。これで全国大会へのキップを手にした。ゴールは前岡くんが2本、秋岡くんが1本と、ツートップがしっかり決め、実に安定した戦いぶりだった。前岡くんの3点目後だっただろうか、他の選手やサブらとともにクネクネユサユサと踊るパフォーマンスで喜んでいた。そう、それは南アフリカサポーター得意の例のダンスだったのだ(と思う)。いいものを見せてもらった。やっぱり現場はいいもんだ。



↑この日2ゴールのFW前岡くんはファンの期待に応え、ノリノリでシャー。よく頑張りました!