ハイ、つぎいってみよ〜/vs.仙台

現地ユアスタへ行かれた方、寒かったことでしょう。風邪っぴきの自分には東京でも相当に寒く感じ、一度押入れに仕舞ったマウンテンパーカを再び出して着てましたから。13℃という仙台はさぞかし寒かったことかと思います。平日のヤマザキナビスコカップ遠征、本当におつかれさまでした。あのスタジアムは一昨年年末の天皇杯準々決勝清水戦で行き、好きになりました。またぜひ行ってみたいものです。

というわけで、目黒での用件を済ませて恵比寿の「フットニック」に駆け込んだのが前半10分を過ぎたころでしたが、思った通り、すでに店先まで黒山の立ち見客。屋根が切れた下の位置だったので傘を差しながら爪先を立ててテレビをのぞき込むと、すでに0-1の仙台リードでした。よくあるパターンですが、あまりにも早い時間の失点には拍子抜けしてしまいます。

その後は前にいる背の高い方(←仙台応援者でした)の頭を巧みによけつつ、試合終了まで画面を遠くから眺めていましたが、音量が低くよく聴こえないながらも解説・清水秀彦氏の東京に対する酷評はたまに耳に入りました。おおむね的を射たご意見だったようですが、「ふだん東京のサッカーをどれだけ観てるんじゃい」と、半分悔しさ紛れにツッコミを入れたくなってしまいましたね(笑)。

DFラインの統率うんぬんはメンバー構成もあって連係がこなれていないだけに仕方ないと思うし、そのわりにはよくやっていると思う。やっぱり敗因はゴール欠乏症に尽きます。退いた相手をどう切り崩すか、あるいは退かれる前にいかに素速く攻め込むか。開幕前から下馬評で守備はOK、課題は攻撃と言われていた東京ですから「看板に偽りなし」なのですが。

試合直後の頭の中は「相変わらず何やってんだい」という消極的な印象一色でしたが、あらためて今晩のホットラインを観れば平山はなかなか鋭いシュートを撃っているし、大竹にはゴールへ向かう強い姿勢が見られた。試合後2日たったこと、それに根が単純なものだから「いやぁ、まんざらでもなかったじゃないか」と、気分はポジティブに。ネガッた気分解消の特効薬は「東京ホットライン」に限ります。

ということで一昨日の仙台戦のことはもうおしまいにして、つぎいってみよ〜。ナビスコ予選はここで1週間以上休んだ後にまだ2試合残しているし、ベテラン・中堅・若手が一丸となって実戦的な練習を重ねてもらいたい。日本代表チームにも言えることだけど、大事なのは“集中とリラックス”、この緩急使い分け。無駄話でも何でもいいから選手同士、なるべく多く話し合って「反撃の夏」に備えてほしいものです。