そして代表はスイスへ行った

風邪の調子が少しよくなり声も出てきたので……ということとはあまり関係ないですけど、代表のことについて自分なりの言いたいことを書いておきます。腹の中に溜め込んでおくと健康上あまりよろしくないので。

あちこちの国内メディアでは「今回のW杯、日本の結果は?」みたいなアンケートを実施し、その結果が報告されている。そんなの、尋ねるまでもないでしょう。「こんなチームじゃ勝てやしない」という答えが大多数に決まっている。紙面づくりのうえでとりあえずデータめいたものを掲載し、論調に説得力を持たせたいのでしょうか。

「60%近くが予選リーグ敗退と予想!」なんて大見出しには「そりゃそうでしょう。だから何?」って感じ。それは分かったから、もっと掘り下げて報じるべき事実や新鮮な視点があってもよいのでは。ほぼ同じ方向を向いたものばかりで飽き飽きしています。

必ずしも多数派に合わせた報道=販売部数増じゃあるまいしね。結果ばかり気にしているわけでなく、W杯が近づいてきた期待感やに日本が参加する喜びに浸りたい読者だっていることを忘れてもらっちゃ困るのですよ。

日本代表は今日未明の午前3時すぎ、日航特別機で羽田から合宿地のスイスへと飛び立っていった様子。チーム全体を包んでいる重い重い重〜い悲壮感はもう捨てて、選手たちには世界中のサッカー小僧が夢に描く大舞台で思いっきり走りまくってほしいものです。

せっかく出場したんだから暗い気分でプレーしたって仕方ないじゃん、というより貴重な時間がもったいない。ドイツW杯と同じように、終わったあとになって「雰囲気が悪かった」というのではなく、自分たちでこれまでの悪い波を断ち切って「やるだけやってやろうぜ!」と士気を高めてもらいたいです。

これは観戦する側にもいえること。監督がどうしようもない、選手の○○がまったくダメ、といった批判的な意見は、自分も含めておそらく全員が持ち合わせていることでしょう。いったん始めたらきっと終わりのない大議論となること、間違いありません。でも、もうそれも一時やめにしたいものです。キリがないですね。メンバーはスイス行っちゃったし、もういいでしょ(笑)。

もし結果だけが気になる方はニュースを観ればいいと思います。一方、いつもJの試合で走り回っている選手たちがどんなふうに戦っているのかをちゃんと観たいし、なんとしても勝ってほしいぞ! と思う方は、そろそろ批判モードから応援モードへと切り替えませんか。僕はそうします。

それはそうと、今夜はナビスコ仙台戦。勝って決めてしまいたいですね!