風邪にご用心/vs.新潟

先週金曜、気温が高いはずなのに寒気がしたと思ったら案の定風邪をひいてしまった。土曜は朝から喉が痛く、体がだるかったが仕事で千葉の印旛方面へ。というわけで、残念ながら年に1試合の駒沢でのナビスコ新潟戦へは行くことができなかった。仕方ない、レギュラー陣が抜けてフレッシュなメンバーでの勝利を祈ろう。

帰り道に携帯で結果を知り、終了まぎわの90+4分に大竹の決勝ゴールに驚いた。清水戦に続きエキサイティングな場面を見逃してしまったが仕方ない。どうやら今年は現場へ行けない試合の方が好ゲームのことが多いみたい。これって問題あるよなぁ、でも困ったことに実際そうなのだ。

ただこう思った。イマイチの体調にあって駒沢へ行って「暑いからうまい」とばかりにグビグビとビールを飲み、ゴール裏で声を張り上げ、さらには祝勝の飲みを三軒茶屋あたりでやっていたら、明らかに風邪は悪化していただろう、と。ましてやドラマティックな勝ち方だっただけに、飲み過ぎてしまったかもしれない。

そう思えば今日行かれなかったことはよしとしよう、明日も仕事だし早く寝るに限る……と、珍しく夜10時過ぎに床についた。しかし翌日曜朝に起きると、喉の痛みはさらにグレードアップし、ひどいことに声が完全にかすれてしまっていた。なんてこった。会話にも支障をきたすほどのハスキーボイス状態である。

それでも仕方なく埼玉は浦和方面へと車を走らせた。途中、五日市街道から新小金井街道を左折して北上すると、程なくして左側に小平グラウンドが見えてくる。ここを通過するときはユルネバのサビの部分を歌うのを恒例としている。昨日も嗄れた声を振り絞り、よしゃいいのに歌ってしまった。

ウォークオ〜ン ウォークオ〜ーン ウィズホ〜プ インニュアハ〜ツ♪

早朝、ハンドルを握りながら歌っていたら、ふと長友や今ちゃんのことが頭をよぎった。あの2人はしばらくこのグラウンドとはお別れなんだな、地球のはるか彼方の南アフリカに行って戦ってくるんだな、なんて思ったら、なんだかしみじみとした感慨深い気分になった。

月曜の今日になったら喉の痛みはやや引いたものの声は嗄れたままだし、咳まで出てきた。さすがに仕事は遅々として能率が悪い。夜になり、テレビで観た日韓戦では長友と今ちゃんが一生懸命に走っていた。2人共、たとえ風邪ひいて声が出なくても、絶対に代表を辞退しないだろうな。ふとそんな意味のないことを考えてしまった。