2014ブラジルW杯へ向けて始動しよう

このブログで、まずは山形戦で久しぶりの勝利の喜びを書き、続いて間髪入れずW杯日本代表メンバーに東京の選手、中でもナオが選出された喜びを書こう、というつもりでいた。

しかしナオはよもやの落選となり、やるせない気持ちに陥ってしまった。昨秋のあの大怪我から今日までの彼の努力が報われないとはなんと非情なことか、と。そう思ったら、2人にはすまないが、長友と今野が選ばれて喜ぶことを忘れてしまった。

しかし帰宅後の昨夜遅く、すでにアップされていたナオ自身のブログを目にし、心を動かされた。
《やるべきことはやってきたし後悔はありません》
《「日々前進」です。 苦しい中でもここまで前を向いて前進してきていると思う。今日より明日…》
人から現在の心境を尋ねられたとき、誰もがこのような感じで答えそうだが、ナオの場合は口先だけではない。プロサッカー選手としての人生がけっして平坦じゃなかっただけに、言葉に生半可ではない重みがある。

ナオに関しては29歳という年齢から、W杯出場のチャンスは今回が最後……という極めて一般的な見方があり、それが今回の最終メンバー選出への期待に拍車をかけた。正直、僕も少なからずそんな気持ちを抱いていた。

だけどそんな世俗的な考えは金輪際どこかに吹き飛ばすことにする。年齢なんかで勝手に判断してしまってはナオに失礼だ。これからも十分に進化できる。急かすようだが、早速2014年ブラジルW杯出場を目指して始動してもらおう。

これはナオに限った話ではない。東京で言えば平山や徳永もそうだし、今回落選した全クラブ全選手にも言えることだ。W杯がいつの日も世界中のサッカー選手とファンにとって、夢と憧れの舞台であってほしい。