きっかけを掴むために/vs.広島

広島戦から2日がたったと思ったら、つぎの仙台戦まであと2日です。応援する側の立場からすれば、この過密日程が逆に救いという感じです。今日はすっかり仙台戦に向けてボルテージが高まってきました。

先週のようにガンバ戦から広島戦までびっしり1週間空くと、ああした方がいいはず、こうした方が勝てるのでは、と考える時間が十分すぎるほど長くあり、試合費の週末までが遠く感じられていけません。

期待の風船を破裂する極限近くまでふくらませた末にあのような結果に終わってしまい、悔しさと残念な思いがドカンと襲ってきました。いやはや、今回はちょっときつかったです。わずか28分で交代の平山はショックだったでしょうが、僕も負けじと凹みました。

広島戦は吉祥寺HUBでのテレビ観戦でした。試合終了の笛が鳴ると同時に店を出ていく人が多いなか、僕を含めた7、8人は画面がサンフレッチェ劇場に変わるまで席を立てずにいました。ロスタイムに決勝ゴールを決められて負けたときのような最大限の衝撃とは種類の異なる、ストレスまじりの危機感という感じですね。

現在の不調の最大の原因はとにかく点が入らないことに尽きます。守りについては依然として大きな問題はなし。堅い守備が崩されて失点するのも、結局は攻撃が中途半端に終わっているからだと思います。

1にも2にも3にも、とにかく攻めて、点を入れて、勝つ。今の東京が苦境を乗り越えるためにはこれしかありません。こんなのは別に東京に限らずサッカーにおいては当たり前のことですけど。

袋小路から抜け出す際に一番大切なのは、何でもいいからきっかけを掴むこと。きっかけというのものは、時として人知を超えたところで突然とやってくるものです。あとから分析すれば何か要因が見つかるのでしょうが、事の真っ只中にいるときはそんなことは分かりゃしません。でも何かやるべきことはあるはずです。

平山はせっかく坊主刈りにして臨んだにもかかわらず残念でした。あれも本人なりにはきっかけ作りの一努力だったのでしょう。しかし好結果どころか、きついカンフル剤を打ち込まれましたね。こうなったら今度はツルツルのスキンヘッドしかないか!?

他の選手も何かしらいいきっかけを作るために、大なり小なり何かしら取り組んでほしいです。いや、これは坊主頭とかそういうことではなく(笑)、真面目な話。卑近なたとえで何ですが、リカにとびっきりうまい寿司でもごちそうしながら(じゃなくてもいいけどw)対話を深め、それを試合に活かせればそんないいことはありません。

とにかくこんなときは、これまで以上に選手間のコミュニケーションを取り合う姿勢を肝に銘じてもらいたいです。深い意味や高い意義のあることばかりじゃなくてもいい。くだらない提案であってもいいから、とにかく選手同士で話し合う時間を持ってもらいたい。

ホットラインのCM前後に「心をひとつに!」と拳を握りしめて言うのはいいのですが、それだけじゃなくて行動に現してくれないことには、せっかくの素晴らしいスローガンが看板倒れになってしまいます。

水曜の仙台戦は今シーズン、第3節セレッソ戦以来の味スタでの観戦となります。今年のゴールデンウィークは晴れ続きで、試合当日の5日も予報ではいい天気になりそう。5月の強い陽ざしのもと、うまいビールを飲み、上昇へのきっかけとなる勝ち試合となるといいのですが。きっと声を嗄らしてしまうことでしょう。