このままじゃいかんがじゃ!/vs.ガンバ

0-2の完封負け。昨日は現地はおろかテレビも観ることができず、なおかつ試合の時間はちょうど携帯も何もチェックできない状況だった。試合終了1時間は経ったであろう午後7時近くに結果を知り、ぐったりきてしまった。東京を応援するようになってからおなじみといえばおなじみの虚脱感なのだが(!)、今シーズンは初めて訪れた。

このときはまだ内容までは分からなかったのだが、その後伝わってくるニュースや情報を知るにつれて今のの不調はちょっと重症かもしれないと思い始めた。またもや攻撃陣は空回りで終わり、堅いはずの守備は自チームが先取点を奪うまで耐えきれず2点を失ってしまったようだ。何が問題かって、やはり無得点の攻撃の拙さに尽きる。

帰宅後、NHKBSの「Jリーグタイム」を観てさらにぐったり。ルーコンにまた決められてしまった。移籍してからの東京戦で5試合4ゴールって、何じゃそりゃ。2点目は17歳の宇佐見。イヤな予感がしたのだが、的中してしまった。森本、大前、大迫に続き今回の宇佐見……ホントに東京は注目の新人FWに優しすぎる。いただけませんな。


「勝ってるうちはメンバーを変更するな」とよく言われるが、今回東京は1点も決めることなく負けただけに、つぎの広島戦の先発メンバーをどうするかが注目される。素人なりにああすればこうすればと復興再生プランは思い浮かぶが、最前線で日々見つめて策を講じている城福さんなりの考えを最大限尊重したい。

これで4月のリーグ戦は勝ち星なしの2分け2敗。開幕時は「スタートダッシュが肝心」と唱えていたが、今はもう「GWの連戦以降が肝心」に考えを切り替えている。「もう」8節終了か、「まだ」8節終了か、と問われれば、後者のほう。当たり前だが応援者の主張は状況次第でコロコロ変わるのだ(でなきゃやってられません)。

現在の東京のサッカーには悪性ガスが充満し、閉塞感が漂っているように感じる。どうせガスなら、やっぱりクリーンエネルギーの天然ガスじゃなくっちゃね。こんな重い空気を一新させる風雲児の登場を願わずにいられない。もし坂本龍馬が東京のキャプテンなら、頭を垂れる選手たちを前にし、きっとこんなふうに檄を飛ばすことだろう。

「東京はこのままじゃいかんがじゃ。ほらみんな! なに下向いとるんや、頭を上げい、前を向きや。ワシたちがやってきたことに間違いはないがぜよ。そろそろ目ぇ覚まして本腰入れてやっちゃるき、みんな心をひとつにして立ち向かっていくんがじゃ!」(極めて怪しげな土佐弁ではありますが…)


チーム状態はまだ夜明け前、でもきっとまもなく太陽は昇ってくるはず。ガンバレ東京。You'll never walk alone!