しめやかだった新旧の都対決/vs.京都

またまた現地には行かれずテレビ観戦。MXの実況を観るのは久しぶりです。今シーズン公式戦9試合で3勝4分け2敗。早くも4度目のドロー。ひと口にドローといっても、前節の鹿島戦とはかなり違い、昨日の場合は煮え切らない気持ちが残りました。噛んでも噛んでも噛み切れない硬いすじ肉みたいな感じ。

途中交代したリカルジーニョや松下はピッチを出るときは首をかしげていました。とくにリカは時間の経過とともにイライラしてきたのが目に見えて分かりました。テレビだとこの辺がよく分かりますね(ついでに解説の前田さんも同じ気持ちだったのか言葉が途切れがちがちでした)。

バランスやポジション取り、選手同士の意志の疎通など、第7節を終えた現段階ではまだ目標とするところの半分といったところでしょうか。失点後は京都というチームの特徴でもあるアンニュイで控えめな“古都の雅サッカー”とがっぷり四つを組んでしまい、重松が入るまでは非常にネムイ試合になってしまいました。

一番問題視したいのは「東京は多くの試合においてセカンドボールをなぜあそこまで奪えないのか」ということ。とにかく拾えないことが多い。これは相手のチーム力やプレスの強弱にかかわらず、ほぼ一定して見られることです。セカンドボール奪取! まずこの辺から意識を徹底してもらいたいです。


さて、本日日曜日は朝から気持ちを切り替えて(早いっ!)小平グラウンドでの横河武蔵野との練習試合に行ってきました。結果は5-2で東京の勝利。京都戦先発出場組とU-19日本代表合宿参加の重松、阿部巧以外の選手が出場する中、注目したのは梶山と幸野志有人の2選手。

梶山は見る限りではケガの影響はもう問題なさそうでしたね。あとは実戦で試合勘を取り戻すまで、といったところ。横河の攻撃陣がドリブル突破を図ろうとしたところを背後から剛腕一発で突き倒してイエローもらってましたし、力はだいぶあり余っている……!?

そして幸野。今日初めて実物を見ましたが、印象が違いました。身長179㎝というだけあって、やっぱりそれなりに大きいんだなぁという感じ。遠目に見ると、一瞬高橋や森重と間違えてしまいそう。折に触れて足元のテクニックを見せてました。数年後の東京のボランチ争いは熾烈なものになりそうです。

本日の城福さんは極めておとなしく試合を見つめていました。そりゃそうでしょう、前日京都戦ではあの展開だけに相当に声を張り上げていましたから。これも普段ゴール裏からだと仕草は見えても声までは聞こえないし、テレビでもスカパーやNHKではそれほどでもないのですが、さすが大本営MX。声量も発言内容も迫力ある我らが監督の肉声がバッチリ聞こえましたから(笑)。