チョンテセの言葉

「去年のナビスコ杯決勝でFC東京に負けたことが100倍悔しい」

多くの方がご存じだと思いますが、さる3月15日に川崎市内で行われた「多摩川クラシコ プロモーション合同会見」の場でのチョンテセのコメントです。
昨年のリーグ戦は川崎の2戦2勝、川崎側は優位な気持ちでは? と思いきや、さにあらず。
闘志をストレートに表に出すタイプのテセらしく、これが偽らざる本心でしょう。

スポーツ選手が負けた悔しさを隠さずにぶちまけるという姿は、僕はけっして嫌いではありません。
最近のスポーツ選手は試合後のコメントとして、「結果はともかく、自分なりに悔いが残らぬよう楽しめたのでよかったです」といったものが多いですね。
この類の発言の心境もよくわかりますけどね。

成長への過程では「悔しくて悔しくて、どうにも気持ちの収まりがつかないッ!」という気持ちを糧にし、努力を重ねるという時期は必ずあるものだと思います。
バンクーバー五輪での浅田真央ちゃんの試合直後の涙は、今後の飛躍へのビタミンに変わることでしょう。
テセも(そして他の川崎の選手たちも)あのナビスコ決勝で東京に敗れたことは、あの試合後の様子から見ても相当に悔しかったのだと思います。
敵ながらわかるぞ、その気持ち!

でもそれはそれ。オーストラリア帰りでお疲れの川崎には気の毒ですけど、日曜日の多摩川クラシコはしっかり東京が勝ち、さらに悔しい思いを与えることにしましょう(笑)。