ドンマイ! 美帆ちゃん&織田くん

高木美帆選手の五輪挑戦第1弾であるスピードスケート女子1000mは、完走選手の中では最下位の35位という厳しい結果に終わりました。自己ベストより2秒も遅かったというこのレース。試合後のインタビューでは「普通に滑ったつもりだったけど、いつもと違う感じがありました」と、いつもの笑顔はなく少しトーンを下げて話してました。

でも結果は二の次。「悔いもあるけどいい経験になりました」という本人の言葉通りです。22日(月)には1500mが、27日(土)には女子団体追い抜きが控えています。きっと今度はだいぶ平常心で滑れるんじゃないでしょうか。今度は大先輩のO選手から「中学生よりは上の順位にいたい」とニラミをきかされることもありませんし、怖いもんなしです(笑)。オリンピック出場を大いにエンジョイしてもらいたいですね。


フィギュア男子の高橋大輔選手の銅メダルはうれしかったです。大けがを克服して、選手としてのキャパシティが広がりましたね。最初の4回転で転倒こそしましたが、あれはチャレンジしなければやらなければ絶対に後悔するし、観ている側からしても納得がいくところです。むしろその失敗を後の演技にまったく引きずらなかったことが素晴らしかったですね。金銀の2人はなんだか五輪とは別物のプロフィギュアスケーターみたいな雰囲気の選手でしたから、純粋な(?)アマチュアスケーターの高橋選手には大きな拍手を送ります。

一方の織田信成選手は靴ひもが切れるというアクシデントで演技を中断と、まったく気の毒でした。高橋選手とは対照的に、予定していた4回転の回避を直前の練習後に自分で決めたそうです。高橋選手と異なり五輪初出場ということからくる気の迷いやプレッシャーみたいなものが生まれ、さらに悪いことにあり得ないアクシデントまでも引き起こしてしまったか、と勝手な想像ながらそう思ってしまいました。7位入賞は十分立派なのですが、ぜひ次回2014年のソチ五輪で雪辱を果たし、メダルを獲得してほしいものです。小塚選手の4回転成功、8位も立派。爽やかでした。


……と、このところすっかり東京の話題には直接触れていませんが、練習試合の内容やら結果やらを見ては心中穏やかでない今日この頃です。いよいよというか、ようやくあと2週間で開幕ですね。俊輔のいるマリノスに(早く決めるなら決めてちょうだい)、進化した部活サッカーを見せつけてガッチリ開幕戦勝利といきましょう!