明日は日韓戦

バンクーバー五輪開会式は凝りに凝った演出続きで飽きることはありませんでしたが、それでもIOC会長のあいさつが始まるあたりになるとサッカーのことが頭のなかをよぎり始めました。ひとつは今日行われた東京対京都の練習試合。もうひとつは明日の東アジア選手権、日本対韓国のことです。

ずいぶんとひさしぶりの日韓戦だなあ、と思っていたら前回は2年前のアジアカップ3位決定戦とのこと。想像以上に最近のことだったが、どっちが勝ったのかと調べてみたら、延長戦まで0−0でPK戦の末に韓国が勝って3位になっていました。う〜ん、まったく覚えてない……。

それはそうと、小・中・高校生だった70年代には代表戦といえば日韓定期戦が一番の楽しみでした。たまにヨーロッパや南米のクラブチームがシーズンオフに来日し、日本代表と対戦していたが、それはあくまでも余興。日韓戦こそが真剣勝負という思いでテレビにかじりついていました。

日本はめったに勝てないのですが、それがまた“なんとしても勝つ”という思いを高めていくんですね。91年に終了した定期戦は今年の秋から復活するとのこと。今では実力拮抗してきただけに、強化のためにも親善のためにもよかったと思っています。韓国開催であっても見に行こうと思えばすぐ行けますしね。

明日の日韓戦は両国ともにW杯本番を4ヵ月後に控え、最終調整の序盤を迎えているわけですが、どうもチーム状態がよろしくない様子。日本はあの通りだし、韓国も中国に初の敗北を喫してしまい、両国の監督はメディアやサポーターから大ブーイングの嵐の真っ只中にいます。代表監督はキツいですよね。

僕は「きっと今が底で、今後きっと調子は上がるはず」と楽観的に考えています。そして「そのキーポイントとなるのは東京の選手たちである」と信じています。自分なりには論理的にその根拠を説明可能なのですが、世間一般で話したところでこれはもう、ひいき目やら手前味噌やら何やらに基づく身勝手な意見と取られるだけなので東京ファン以外には黙っておきます(笑)。

ということで、明日は長友のアシスト、平山のゴール、そして再び今ちゃんの先発に期待です。もちろん徳永も出場してほしいのですけどね。みんなが活躍したうえでスカッと韓国に勝って、その後は気分よく都城キャンプに合流して東京の選手に戻ってもらいましょう。