アルビサポKへひさびさにメール

今シーズンの日程が発表されたとき、最終節のアウェイ新潟戦が目に止まった。よっしゃ、これはぜひとも行くぞ。そう思っていた。元の職場の後輩であり、現在は実家の新潟市で闘病中のアルビサポのKと会う絶好の機会でもあるだけに、是が非でも行きたかった。

でも今年7月に僕は仕事に変化があった関係上、思うように現地観戦できなくなってしまった。ホームですらままならない時がある。ここでも何度となく我ながらしつこいほどに書いているように、仕事だから仕方ないのだが、こればっかりは本当に残念でならない。言い訳がましいが、やはりまた明日の新潟戦にも行かれない。

ところでアルビサポのKとは今年は3月に会い、その後8月末にも高田馬場にある馴染みの飲み屋で会った。その時にも最終節のことが話題に上がった。僕は「う〜ん、行きたいけど仕事がどうかな……」と言ったら、「まあ来れたら、試合のあとに市内で安くてうまい魚を食わせる店に連れてくからさ」などと話していた。

だがそれ以後、ずっと連絡はないままだ。週に数日、新潟市内の国立病院へ治療で通う日々であることは知っている。体調にも好不調の波があることも聞いていた。それだけに、正直なところ連絡を躊躇していた。いったいどうしたんだろうと思いつつ、日々は過ぎていった。

先月ナビスコで東京が優勝したときも、ウンともスンとも言ってこなかった。普通なら「エフシー、やったね!」とか言ってきそうなものなのに。電話ではなく携帯メールを送ってみたが、それでも音沙汰はない。いよいよ病状が心配された。入院してしまったのだろうか、と。

そうしたら、数日前にKのことを知る共通の友人Mから連絡があった。
「Kさんが海で釣りをしていたら携帯を落としてしまい、知人友人の連絡先が分からなくなって困ってるみたいです。携帯に連絡してあげてください」と言う。「なんじゃそりゃ!?」と詳しく話を聞き出すと、Mは「よく分からないんですけど、たまたま僕の携帯はどこかにメモってあったらしくて」とのことだった。

そんなわけで昨日、ひさしぶりにK宛に携帯メールを送ってみた。
《明日は結局やはり行けないよ。来シーズンは味スタが先かビッグスワンが先かわからないけど、お互いぜひ両方とも生観戦ししよう。試合後、味スタの時は高田馬場で、ビッグスワンの時は新潟市内の安くてうまい魚の飲み屋で、試合の話を肴に一杯やろう。明日は悪いけど東京がもらうからね、開幕戦大敗のお返しということで! このメール読んだら返事ください。ではまた。》というような内容で。

まだ返事は来ないけど、それなりに元気ならそれでいいのだが……。明日の夜あたり、「いやはや、今日はエフシーにやられちゃったよ」なんてメールが届くだろうか。