天皇杯の会場選定に疑問

東京にとってはもう関係のない話ですが、天皇杯の準々決勝以降の会場が発表されました。さすがに準々決勝は対戦するどちらか一方のホームが会場となっています。そうですよね、やっぱりこうじゃなくちゃいけません。

決勝の国立は当然として、準決勝2試合は国立とエコバというお決まりパターン。どうなんでしょうね、対戦にもよりますが、1試合は首都圏(埼スタ・横浜国際など)、もう1試合は大阪の長居あたりでやれば東西の均衡が図れるのでは、と思ったりします。

ところで毎年天皇杯で腑に落ちないのは、Jリーグチームのうち、ホームのスタジアムで複数回試合を行えるクラブとそうでないクラブに分かれることです。毎年のことですが、トーナメント表が発表されると「またか」とやや不愉快な思いに駆られてしまいます。

東京の場合、2回戦のカマタマーレ讃岐戦をホーム味スタでしたが、あとは長崎、丸亀という東京から見ての遠隔地。中には2回戦・3回戦・4回戦と進んでも、まるっきりホームグラウンドでの試合がないクラブもあったほどです。

一方、鹿島などはびっくりすることに2回戦・3回戦・4回戦すべてホームのカシマサッカースタジアムで開催され、おまけに今度の準々決勝の鹿島対ガンバ戦までもが同スタジアムと発表されました。これには「???」です。

天皇杯が対戦カードにかかわらず、全国各地で開催するという趣旨にはもちろん、一定の理解はしているつもりです。しかしなぜ、鹿島のようなケースがあり得るのか。けっして鹿島アントラーズを責めているわけではなく、主催者側に疑問を抱いている次第。

天皇杯ならではの何か複雑な経緯があるのでしょうか。どなたかこの辺りの天皇杯事情に詳しい方がいらっしゃったら教えてください。次回以降も改善されないまでも、何らかの理由があることがはっきりすれば、まだいくらかは納得できそうです。まさか天皇杯に関するこうした話題は“触れてはいけない地雷”ってこと、ありませんよね!?

自分の応援するチームの試合を現地で、できるならホームで見たい気持ちはだいたい誰もが同じはず。東京応援者の僕としては、長崎・丸亀の遠い地での連戦にはガッカリでした。行けるもんなら行きたい気持ちは山々なれど、やはり現実的には無理なので…。

ちなみに、東京も仙台に勝っていれば準々決勝は味スタでやる予定だったとか。いやあ残念。でも、こればっかりはどうしようもありませんなぁ〜。