もっとポジティブに！/vs.ガンバ

先発ＦＷは赤嶺、達也という、公式戦では初めてであろうツートップで迎えたガンバ大阪戦はスコアレスドローという結果に終わった。半分は消化不良な気分、もう半分はガンバにドローならまずまずとする気分。ちょっと冷静になって振り返れば、残念だが正直なところ後者の気持ちの方が優った。

味スタでは東京に勝てないガンバだが、今回も（ゴンちゃんのゴッドセーブも多々あったが）フィニッシュの詰めが甘かった。東京は前半のうちに先取点を奪えず、後半は途中から目に見えて動きが鈍くなってしまい、そうなると勝ち点３がだんだん遠くなっていき、勝ち点１で御の字かもという展開に。東京の攻撃は迫力と決定的チャンスを欠いたまま、試合終了の笛が鳴った。

いかん！ こんなにたんたんと試合を振り返っている場合じゃないのだ。わずか２週間前に清水を破り、決勝進出に沸き返った同じ味スタだというのに、一変してあのドンヨリした空気はなんなんだ。思い空気のきっかけは、準決勝勝利の余韻に浸るまもなくカボレが石油の国へと旅立っていったことにある。９番が抜けた穴は深すぎる。フゥ〜ッ。

と、溜息をついていても仕方ない。今季の残りは、何が何でも現有戦力で戦わなければならないのだ。では、いったいどうすべきなのか。やっぱり城福さんのチームなんだから、パスしかり、ランニングしかり、その流儀の基本に立ち返ってビッシリとトレーニングを繰り返してもらいたい。あと、シュート練習も。

とくにサブ組の選手、今のチーム状態はある意味ではチャンスなのだから、ここでやらなきゃいつやるのだ……という意気込みで臨んでもらいたい。だけど負傷者がいることもあるけど、紅白戦も満足にできないぐらいの選手数になってしまったんだよなぁ。何だか季節と同じで、じわじわと肌寒い風が吹いてきた感じ。寂しいものがありますなぁ。

さらに追い討ちをかけるように「長友にセルティックからオファー」「石川ドイツ移籍!?」「東京・城福監督、来季はガンバか」など、気になる報道の連発銃。歯ぐきの神経をツンツン突つかれているような感覚だ。まったくやれやれだ。次節の磐田戦に向け、今日からまた１日ごとに、ポジティブな方向へ思考を切り替えていかねば。

そんな中、高円宮杯で東京のＵ-18がグループ１位で予選リーグ突破、さらにユースの重松くん、阿部くん両名の来季トップチーム入団内定という明るいニュースもあった。そうだ！ 今度の水曜日は練習試合もあるようだし、ひさびさに小平へ行ってみようかな。これはポジティブ効果があること間違いなし。連休のいい締めくくりになりそうだ。