ストライカー平山・噴火活動開始/vs,大宮

3得点での完封勝利。現場で見られてよかったです。昨年はチケットを買い逃してしまったので、初めてのナクスタ観戦となりました。一時期、大宮駅を利用することはわりと多かったのですが、東京の試合でやって来るというのは何だか新鮮な違和感を覚えてしまいましたね。

わりと勝手知ったる東口商店街の細道をスルスルと通り抜け、氷川神社参道経由で到着。時刻は15時05分。アウェイ東京側のゴール裏席入口には予想通り、すでに長蛇の列ができていました。

試合開始まぎわのスタンドの様子でホームとアウェイとの観客の割合はほぼ五分五分という感じ。収容人員は1万5500人で、公式発表では観衆1万3527人でした。どこのスタジアムでも満席に近いと言いつつ、収容人員より1000〜2000人少ないものですね。この日のアウェイ側はチケット完売で満席でした。

左コーナーフラッグの延長線上ぐらいの端っこの位置に座席をなんとか確保。あとは風も吹かずに蒸し暑さが充満するなか、売店で買った生ビールとトマトピザを口にしながらキックオフを待つのみです。ゴール裏左サイドにある売店は小さいわりにはまずまずの品数で、かつリーズナブルな値段でした。

スタンドの切れ目からはさいたま新都心が見えた


最近、試合前のシュート練習は実に楽しい時間

座った位置から左側のメインスタンド方向を眺めると、その後方に大宮駅周辺のビル群が見えます。同じさいたま市内にあるサッカースタジアムでも、もうひとつの大きいのとは周辺はだいぶ違った環境。まあ味スタと国立、駒沢とで異なるのと似たようなもんですね。

東京は予想通り、水曜にナビスコを戦った疲れが見られましたね。出す側のパスの精度も悪ければ、受ける側もいつもに比べて足が動いていない。攻守にわたりミスが多く、とくに前半は大宮のFW石原をフリーにする場面が何度かあって、ちょっと危なっかったです。移籍したばかりで初先発のドゥドゥ、初物に弱い東京だけに怖かったですがミス連発。助けられました。

城福さんも試合後のコメントで「今日は1−0を予想した」と言ってましたが、僕も同じでした。梶山、ヨネ、カボレ、そしてナオも、2割ほど動きが鈍かった気がします。それでも運動量では大宮に劣るようなことはなく、むしろいいぐらい。後半になっても疲れが出始めたのは大宮の方が早かったですから。

そんな中、東京の3得点は平山2ゴール、今野がヘッドで1ゴールでした。この2人の共通項はタフガイということ。本当にスタミナがあってバテることを知らない、というより見たことがありません。今ちゃんはともかくとして、平山の好プレー続出にはいまだに頬っぺたをツネりたい気分になってしまうのですが、いよいよその習慣もやめにしようと思います。

ナオの連続ゴールは途切れましたが、それは仕方ないこと。一番大切なのは試合に勝つことだし、とりわけFWが決めたゴールで勝つというのはものすごく望ましいこと。その意味でも、平山がダイナミックに決めたことで“ストライカー誕生”を予感します。あっ、言っちゃった! もう言っちゃった限りは、これからの試合でもゴールを量産してくれないと……頼んだよっ!

帰りは大宮駅の西口へ回り、相棒Wと前から知っていた「加賀屋」で祝杯。店内にはオレンジユニの2人組、青赤マフラーの3人組が隣り合わせのテーブルでいました。我々はそことほんの少しだけ離れたテーブルで、ホッピーのグラスをカチンと鳴らした次第です。もつ煮ととり皮串、しめさばを食べて店を出たのは午後10時半近く。外はまだベットリ蒸し暑い空気でしたが、気分は爽快に帰途につきました。