鹿島独走に打つ手はないのか!?

昨日、ACL出場組4チームによるリーグ戦2試合が行われ、鹿島が名古屋に、川崎がガンバにそれぞれ勝った。この結果により、しばらく暫定だった順位表が確定のものとなったわけだが、あらためて眺めてみて溜め息が出た。

1位鹿島、勝ち点38。2位川崎、勝ち点30。7位の我が東京は勝ち点22。

あーあ、なんてこったい。苦しみもがきながらようやく調子を上げて7位にまで漕ぎつけた東京だが、その間けっして「リーグ優勝」という野望ともいえる目標を諦めきってしまったわけではない。

もっと現実的にいえば「優勝争いには絡める位置にはきっと上がれるはず」と確信していた。そして、期待通りに6月は公式戦で負けなし。虎視眈々と第一目標の優勝争いができる態勢が整ってきた。

しかし鹿島が止まらない。昨日名古屋に勝ってリーグ戦8連勝、ここまでのトータルが15戦12勝2分け1敗。東京もすでに対戦して1勝を与えている。昨シーズンはACLを戦うたび、その後チームは疲れやら何やらの理由でバランスを崩していた。

今シーズンも同じようになることを期待していた。いや、そうなるに違いないという思いこみに近いものがあった。いつか調子を落とす。そんなうまくいくもんか……と。しかし、対戦チームはつぎからつぎへとバッタバッタと敗れる始末。その結果がさきの勝ち点差となってしまったわけだ。

先日、ACLのFCソウルと準々決勝進出をかけた試合では延長の末で決着がつかず、PK戦で敗れた。僕は正直なところJリーグチャンピオンの鹿島に勝ってもらいたかったが……。それはそれとして、今度こそ鹿島は調子を落とすかと思いきや、逆に「Jに集中!」とばかりにパワーアップしてしまったかのようだ。

トホホ、どうしたらいいんだ。このままじゃ鹿島の優勝はナビスコ決勝と同じぐらいに決まっちゃうかもしれない(いくらなんでも、そんなこたぁないか)。これからの鹿島戦はどのチームも必勝の構えで……といっても、サッカーには野球のようにエースピッチャーを必ずぶつけていくというような策もないし……。

いっそ鹿島というチームの存在を忘れ、現在2位の川崎を頂点と定めて以下の勝ち点差だけを眺めてみると、昨シーズンのような展開である。東京は日程の折り返しを迎える時期で7位。いいじゃない、いいじゃない。十分に川崎を超えて“優勝”を狙えるポジションである……って、こんなのなんにも意味のない話ですね。

そうだっ! こーなりゃ上位4チームぐらいで、プロ野球ばりにプレーオフか? ああ、つぎからつぎへとくだらんことばかり言ってすみません……。

とにかくチーム状態のよくなってきた東京としては、対戦成績がよい神戸戦などをけっして甘く見ず、確実に勝利をものにしていくこと。大切なのはこの積み重ねしかない。と、やはりこのようなスタンダードな結論に至るわけである。

神戸戦のあり土曜は仕事があるが、なんとかどこかでテレビ観戦したいと思っているが、どうなるやら。言えることは一つ。何が起こるか分からない。だからけっして諦めない。これしかない。