8月、等々力でリベンジするだけさ/vs.川崎

2点のリードを後半10分間に3点獲られての逆転負け。これはなかなかシビレた。多摩川クラシコはまたもやゴールシーンが続出のハードな試合だった。衝撃的な敗戦にもかかわらず悔しさというより、どうも太田胃散でも必要なぐらいの消化不良なモヤモヤ感が残っていた。

僕も相棒Wも3杯目のビールが後半途中から進まなくなり、終了後もタンブラーのなかにたっぷりあった。それを飲みながらああでもない、こうでもないと試合の感想を話すうち、気がつけばスタンドの人影はかなり少なくなっていた。近くの座席にあまりにも大量のゴミがボッコリ残されていたので、拾い集めて捨てた。まったくもう、置いたまま帰ってしまう神経がわからんなぁ。

その後、府中で味スタ帰りによく行く居酒屋「磯吉」で1時間半ほど飲んでいたら、すっかり眠くなってしまった。帰宅してすぐ風呂に浸かり、自らを奮い立たせて「このもどかしいモヤモヤ感をブログに書かずにどうする!」とばかりにPCに向かうが、5行足らずで思考停止状態に。すぐさまふとんに潜り込んだ。

試合から日がたつと、少しずつ見方や印象やが変わってくる。それでも変わらないのは、あの日のレフェリーのダメさ加減に対する不満。月曜に録画しておいたビデオを観てから高まった。試合後の消化不良的モヤモヤ感の原因はこれだった。倒れれば笛、という感じがした。

レフェリングに対する不満や怒りは大体において感情的なものであるからこそ、なかなか忘れることがないもんだ。川崎戦の主審も、自分の記憶のなかでは“クソレフリー”という評価が今まで以上に強く、しっかりと定着してしまったことは間違いない。

この国では、レフリーの技術が今後飛躍的に向上することは難しそう。そんな意味でも「サッカーに誤審は付き物。どのチームにもほぼ均等に有利不利が降りかかるはず」と考えることにし、3日ぐらいで気持ちを切り替えることにしている。とはいえ、その後の試合でその“クソレフリー”に当たったときは、ものすごーくイヤ〜な気分になるのだが……。

今回の試合も東京サポーターからすれば不愉快な判定が数々見られたが、東京の技術的・戦術的・精神的な力不足が原因となるファウルがあったのも事実である。ベテランサッカー評論家風に言えば、本来はきっといつまでも誤審を敗戦の理由にしているようでは、なかなか強くなれないのかもしれない。これは選手だけでなく、サポーターにも言えることなのだろうな、たぶんきっと。

話はまったく変わるが、最近は今ちゃんがかなりいい。川崎戦では久しぶりに1ゴール決めたし、昨シーズンには見られなかったキレの鋭いプレーがよみがえってきた。今日のチリ相手の代表戦では左SBで先発出場していたが、前線にオーバーラップしたり、中盤で巧みなパス交換を繰り返して攻め込んでいた。俺たちの今ちゃんの復活だ!

リーグ戦は中断期間に入ったが、空白期間もなしに今週末からは代わってナビスコ予選リーグの試合が組まれている。今年のスケジュールはなかなかうまくできているなあと思う。代表の試合が続く期間中にも東京の応援を続けることができるなんて、本当にうれしいことだ。誰が何と言おうと、我々を心から熱くさせるサッカーを見せてくれるチームは東京を除いてはあり得ないのだ。

土曜の京都戦はテレビ観戦ができるかどうか、微妙なところ。その前に八ッ橋でも食べておくとするか……って、好きじゃないんだよなあ、あれ(笑)。



↑ 試合前の東京スカパラのライブはカッコよかったなあ。サッカー試合前のイベントとしてはかなり上等なパフォーマンスだったと思います