喜びは突然にやってきた/vs.大分

今日の試合は電車の中でずっと携帯の速報サイトとにらめっこという観戦スタイル。隣りに座っていた若い女の子もずっと携帯を食い入るように見つめていたが、こちらも負けちゃいられん! とばかりに血眼になって液晶画面を凝視し続けた。

一体全体、なんという劇的な勝利なのだろう。劇的敗北の翌週にこんなゲームが待っているということは、さすがに予測不可能だった。まさかロスタイム残り30秒のPKとはね、振幅が激しすぎだなあ。

内容はどうでもいいからとにかく勝ってほしいというのが試合前の偽らざる本音。携帯で梶山のPKが決まると同時に試合終了の文字を見た瞬間は、あまりにも急な出来事に、キツネにつままれたかのような感じ。

「やった〜!」とうれしさが込み上げてくるまで、約5〜10秒を要した。飛び上がって喜ぶようなうれしさではなく、ホッとした気持ち交じりのうれしさだった。この辺が現地スタジアム、あるいはテレビで観戦している場合との差かもしれない。

観戦する方はもちろん、選手たちもやはり会心の勝利とは言い難いようだけど、内容についての課題と問題点は後回し! 今夜に限っては、前節試合後のユウウツ感がひとまず一掃されたことを祝して乾杯といきましょう。


それにしても高山主審がまたまた大暴れだったようで、彼の不可思議なレフェリングやカードの出し方は観ていないながらもだいたい察しがつく。おそらく試合が壊れてしまったにちがいない。そうした流れの中でのあの結末は、大分の選手やサポーターにとっては敵ながら気の毒と言わざるを得ない。