ブラボー！ 大竹/vs.神戸（ナビスコ）

前半は徹底して守備的なサッカーに徹してきたのは、このところの負け試合の失点の多さからしてよく分かった。ＣＢの今ちゃんは安定しているし、椋原もなかなかよかったと思う。そうだとしても、かなりジリジリさせられる内容で、さらに正直に言えば時折ミョーに眠気を覚えた瞬間も。それほどまでに退屈な試合展開だった。

相変わらず中盤でボールを支配できない。パスミスが多かったり、セカンドボールは相手に渡ってばかりだったり。今シーズン、開幕の新潟戦こそ自分の目では観ていないものの、他のすべての試合でこのどんよりとした流れが続いている気がする。これでいいはずはないのだが、なかなか改善されないのはなぜ!? と頭を抱えてしまう。

それでも前半終わりまぎわ、早くも神戸選手が元気も失せてしまったこともあり、中盤高い位置からの東京の攻撃がうまく回り始めた。神戸は我那覇はまったく消えていた感じだったし、外国人選手の欠場もあり、チーム状態はあまりよくないのだろう。後半に入るとすっかり東京ペースに変わり、ようやくモヤモヤ気分が吹き飛んだ。

そして15分、赤嶺からのパスを大竹がきれいにゴールを決めた。先発は久しぶりだが、何かやってくれる気がしていた。決まった後の表情がビジョンにちょこっと映ったが、ニッコニコで本当にうれしそう。昨年秋の鹿島戦でのゴール（転びながら打ったやつ）のときもそうだったが、にっこり笑った大竹は少年の顔になる。今シーズン、何度でもその笑顔を見たい。

↑1-0で勝利ながらも、試合後の挨拶に来る選手の足取りは重め!?

試合後、大竹も今ちゃんもゴール裏からの“シャー”の誘いには乗らなかった。そうだよなあ、あの試合内容では大はしゃぎする気にはなれないよね。いっそのこと、試合終了後もっと早めにノリオコールを連呼して“シャー”やらせちゃえばよかったかな。案外ノッてやっちゃったりして!? そこまでいじくっちゃかわいそうか(笑)。

今日の試合、ノリオはやっぱり東京ファン＆サポーターから愛された選手だったのだなあ、と再認識した次第。東京以外の試合ではホームランせず、しっかり左で決めるんだぞ……と、チームが違えどもそう願わずにいられない。同じ東京からの移籍組でも、鹿島のイ○ハとかには感じない愛着があるのだ。

とにもかくにも、右肩上がりまでもう少し時間がかかりそうな東京のチーム状態。まったくやれやれだ。４月からは気合い入れていこう！