いつだって前を向いていこう

仕事を終えて「やれやれ」の時間がようやく訪れた。東京オフィシャルサイトを開き、これを眺めたらもう寝るか、ぐらいのボンヤリした気分でトップページに視線を点じると……ナ・ナ・ナ・ナヌ〜ッ!? と目をひんむいてしまった。

石川直宏選手の検査結果について」というヘッドラインニュースのタイトルを見て「どうしたんだ」とまずビックリ。つぎに「左足関節軟骨炎」「全治約2週間」という内容を見てガッカリしてしまった。開幕戦には、間に合わない。昨日たしか自身のブログで今季への意気込みを力強く語ったばかりなのに。

だがついさっき、さらにまた新たに石川ブログが更新されていた。ここでは、もちろん無念さは隠しきれないものの、ファン・サポーターの動揺をよそに現状をしっかり認識して落ち着き払っているナオの想いが綴られている。これを読んだら心配な気持ちが吹き飛んだ。それどころか、きっと今シーズンのナオは必ずやってくれる、という想いが胸に込み上げてきた。

今朝は寝起きからトーチュウの「長友右ひざ半月板損傷」に衝撃を受け、「カボレ再来日のメド立たず」にやり場のない無念の思いを抱かされた。長友は軽傷で開幕戦には支障なしとのことだし、カボレについてはもうどうしようもないことで、ひたすら待つのみだ。これでもう、すべて納得である。

最新の石川ブログではシオのところへ見舞いに行ったことも書かれている。彼は彼らしく、病に倒れてしまったことを深く責任を感じているようだ。いいんだよ、シオ。小平に、味スタに帰ってきたときには今までにない塩田コールで迎えるからね。しっかり治してほしい。

怪我や病気による欠場は何とも仕方がないことだ。しかもまた揃いも揃って主力選手ばかり。でもこれまでは「痛いなぁ、こりゃいかん」と悲観的になりがちだったが、今年は本当にそういうネガティブな気持ちにならない。それはなぜか。昨シーズンのチーム力の成長と、最終場面での数々の悔しさをバネにして力強い東京に脱皮しつつあるからに他ならない。

選手がそうなら、応援する方が下向いたり立ち止まったりしてはいられない。不可測のいかなることが起ころうとも、我々は前を向いて選手たちと共に闘っていこう。