きたぞ、花粉症

ここにきて気温が高くなってきた。東京はキャンプ地を宮崎へ移し、練習試合の回数が増えてきている。こうなるといよいよ開幕近しである。

昨日は最高気温が東京で24℃とか。どおりで暑かったわけだ。仕事で横浜に出かけたが、多少薄手の上着で出かけたものの脱いで手に持ち、マフラーも邪魔になってバッグにしまい……で、結局は長袖シャツを腕まくりであるくことに。でもとても気分は心地よい。頭のなかでは尾崎亜美の「春の予感」がやたらと渦巻いた。

春の足音が聞こえてくるのはうれしい限り。だが困ったことに、実に不愉快な足音が引き続いて聞こえてくるのである。まったく歓迎していないにもかかわらず、やつは必ずやってくる。そう、スギ花粉である。

昨日はひどかった。今年一番の暖かさ=今年一番の花粉飛散量だったのだろう。さっそく花がムズムズ、目がウルウルでクシャミが出始めた。電車内に乗ると、やはり同士がいるいる。1車両内にマスクマンの姿が1人、2人、3人と見られる。ああ、今年もこれから向こう3ヵ月、目に見えない花粉ごときに苦しめられるのか。ツライ。

マスクは好きじゃないのであまり着けない。それが余計によくないのだろう。わずかキャリア5年ですっかり花粉症上級者までに成長してしまった。かつて身近の花粉症患者のクシャミ連発を笑っていたバチが当たったのだ、と真剣にそう思っている。今年は我慢してマスクを着けるように心掛けてみよう。

奥多摩や丹沢、その他どこへ山歩きに行こうとも、ほとんどスギの木だらけ。まったくもう、ここ5年間はいい季節だというのに半分以上苦痛を抱えながら山道を歩いているが、チェーンソーでもあればスギの木を片っ端から伐採したい気分になってしまう。なんでこんなにスギばかり植えたんだろうなあ。間違っちょるよ。

サッカー観戦はどうかといえば、これがまたいけない。特にわが本拠地・味スタは西部に控える山々から飛んでくるのか、結構「花粉っ気」を強く感じてしまう。とはいえ、あそこではマスクなんかしていたら声が出せないから、当然着けることはない。そんなわけで、今年も開幕から4月いっぱいまでは声援とクシャミとを繰り返しながらの闘いが、まもなく始まる。
ウォークオ〜ン♪ウォークオ〜ン♪ ウィズホー……ヘ、ヘ、ヘックション! ヘックション!!