シオ、しっかり治してね

東京のオフィシャルサイトで「塩田が壊死性虫垂炎で全治3〜4週間の見通し」と発表された。虫垂炎は盲腸ということで分かるとして、壊死性とはなんぞや?……ということで、敬愛する看護師のYちゃんにメールで尋ねてみた。

すると「壊死性というぐらいだから、その部分の組織・細胞が機能していないって感じかな。盲腸はオペが終わってから回復にはそう時間はかからないよ。ただ壊死となると腹膜炎の合併症を併発しかねないからね、そうなったら厄介だな」という、やや専門的ながらも的確な答えが返ってきた。医学知識もなければ盲腸にかかった経験もない私は「そういうものなのか」と、おぼろげながら一般的な盲腸よりやや複雑な症状であることで納得。

それにしてもグアムキャンプから帰国後、当初の診断や検査では熱中症および扁桃炎で熱が下がらないという話だったので、じきによくなるものとかなり楽観していた。しかしそれが長引き、入院となって「悪い病気でなきゃいいが」と、心配が募りつつあった。Yちゃんいわく、「それだったら、前から腹が痛かったはずだけどね」。だよなあ。忍耐強いシオのこと、なかなか言い出せなかったのか、などと勝手に想像してしまう。

これで残念ながら開幕戦はもちろん、おそらく3月中の試合出場も難しいかもしれない。試合前、試合中、シオのゴール裏サポに向けた「もっともっと声張り上げて応援してくれぇ〜〜〜!」とばかりの煽りがしばし見られないのは、とても寂しくて残念なことだ。
でもけっして重い病気でなかったのは不幸中の幸いだし、怪我ではないので個所的なリハビリに長い時間を要することはないだろう。何はともあれ、手術をすませたら傷口をしっかり完治させてから小平に姿を現してくれることを願うばかりだ。おだいじに。
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さてエースのシオが入院、療養の間に代わって東京のゴールマウスの番人を務めるのは期待の新人、長い尻尾を使ったセービングが魅力の東京ドロンパ!……じゃなくて(つまらんボケかましてスミマセン)、阿部伸行か、権田修一か、はたまた廣永遼太郎か。奇しくも全員がFC東京U−18の出身だ。
この3人、すでにグアムキャンプでもそうだったろうが、今後はさらに拍車のかかった浜野コーチの熱意あふれる叱咤と魂のキックを浴びつつ、猛練習の日々を送るにちがいない。ここがプロプレーヤーとして第一の正念場であり、チャンスでもある。3人とも頑張れ!