初詣は小平で

昨日の2日は午後にプイッと思い立ち、スーパー銭湯に行ってきました。元日同様に天気もよく、西の空には朝からずっと富士山がデンと構えているのは何だかうれしいものです。向かったスーパー銭湯は車で15分ほどのところにある、小平市の「テルメ小川」。ここはごく普通のスーパー銭湯とはちょっと違った風情の造りで、古代のローマ風呂とでもいった感じの洋風な感覚が漂っているのが特徴です。

ここで2時間ほど思う存分浸かっては身体を洗い流し、おまけにサウナで汗をダラダラ流して気分すっきり。コーヒー牛乳を飲んで外に出ると、外の空気は天然クーラーのように心地よいひんやり加減でした。冬至を過ぎてから夕方暗くなるのが遅くなり、4時ではまだ明るいのは本当にうれしいこと。よっしゃついでだ、とばかり、車ですぐ近くにある小平市内の二つの神社で初詣と相成りました。

ひとつはスーパー銭湯から青梅街道を西へわずか500mぐらいのところにある「神明宮」。鳥居をくぐって100mほど続く参道の両サイドにはケヤキやエノキなどの高い木が並んでいて、歴史を感じさせてくれるたたずまい。それもそのはず、徳川幕府が江戸に開かれた1603年から56年後に建立されたというから、かれこれ350年ほど経っていることになります。



↑規模はコンパクトながらも神明宮はなかなか厳かな感じだった

賽銭100円也を放り投げ、パンパンと手を叩き、一年の平穏無事と商売繁盛と、あれとこれとそれと……そう! わがFC東京の飛躍を祈願して神明宮をあとにしました。9月に例大祭があるそうなので、今年は足を運んでみたいです。

続くもうひとつの神社は青梅街道を東へ約2㎞のところにある「熊野宮」。青梅街道に面してドーンと大きな鳥居が立っているので、知っている人は知っていると思います。別名「一本榎神社」とも言われているようですが、境内にそびえ立っている大木はケヤキ。こちらも1704年に建立されたとのこと。さすが、青梅街道は歴史が古いですね。


↑熊野宮は青梅街道に面した大鳥居が目印。ここから歩いて300mするとこの本社にたどり着く

さきほどの神明宮と同じ100円の賽銭を放り込みました。手を合わせてお願いしたこともやはり同じ。こちらの熊野宮のほうが小平グラウンドから近い位置にあります。ぜひぜひ東京が昨年以上の好成績を収められますように……としっかり願をかけてきました。

そんなわけで、今年の初詣には東京の練習グラウンドのある小平市内の神社を選んでみました。小平市というのは学園都市でもあり、なおかつ市内のところどころに雑木林が残っています。そんな中にポツンと神社や寺が残っていることに気づいてはいましたが、実際に立ち寄ってみたのは初めてのこと。なかなか趣があって“いいもの見つけたぞ”という気になった新春2日でした。