城福東京!!/リーグ戦第33節vs.新潟/味スタ

2008年、味スタでの試合はこれで最後。3月の開幕戦から何度となくやってきたホームゴール裏にくるのも、あと3ヵ月お預けだ。

試合は新潟の攻撃を塩田やクロスバーの堅い守りで振りきり、後半30分から平山に替わって入った赤嶺が大竹のCKをズドンとヘッドで決め、1-0で勝利。内容はイマイチだったけど、とにかく勝ってよかった。本当によかった。


                       ☆
試合前の練習時、それに試合終了後、ビジョンにはベンチ裏に掲げられた青赤幕が何度となく映された。小平グラウンドを訪れたファン、サポーターたちによるメッセージが幕全体にびっしりと書き尽くされているものだ。
その人数は約850人だったそうで、多いか少ないかの議論は別にして、クラブ主催によるこの手の企画は初めてだが、フロント・スタッフ・選手、そしてファン・サポーターが一体感をもつ意味でも、とてもよかったと思う。


試合後はホーム最終戦ということで、恒例の監督によるあいさつがあった。
http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=7053

城福さんはよけいな言葉が挟まることなく、いま思ったままの気持ちを素直にストレートに話していたが、とても意味深い内容のあるものだった。
《振り返ると順風満帆ではなかったです。 3歩進んで2歩下がる時もあれば、4歩下がる時もありました。 特に夏場は苦しかったです。苦しかった…。》 と話したときに一瞬言葉を詰まらせたが、僕も同じく胸にグッとくるものがあったなあ……。

                       ☆
3万5000人という大観衆を呑み込んだ味スタから飛田給への道すがら、歩く人たちの多くはにこやかな顔、明るい会話だった。でもまだ終わっていない。リーグ戦は2日後の土曜、フクアリで降格の危機に瀕している千葉との最終戦を控えている。相当難しい試合になるだろうが、目指すは勝つのみだ。