W杯最終予選バーレーン戦

2時50分に目覚ましをセットして寝たが、目は開いたものの起きあがれず。しばらくしてハッと時計を見たときは4時10分だった。前日は仕事で群馬方面へ夜中の3時半に起きて出かけた。そんな寝不足状態だったので、正直なところ起きる自信はなかったが、やはりやってしまった。

試合は後半10分過ぎあたり。2-0で日本がリードしている。自分としては日本の健闘にびっくりする。よくて1-0、おそらく例によっての得点力のなさで0-0かなあ、と、半分寝ぼけた状態でテレビをオンにしたのだが、意外だった。

2得点は俊輔のFK、遠藤のPKによるものだったことを知る。共に日本の十八番パターン。ファールをもらうまでの展開を知らないにもかかわらず、流れのなかでのゴールではなかったことにややがっかりした。

しかし……ん!? 2点リード? 全然問題ないじゃないか。2得点をリアルタイムで見ていないからといって、「セットプレーからのゴールか」などと難クセつけるのは明らかに傲慢だ。リアルタイムで見ていれば声出してガッツポーズだったくせに……これも自分の寝坊のせい、としておこう。

その後、中村憲剛がミドルを一発決め3-0。テレビの前の我々はもちろん、現地バーレーンの日本人サポ、岡ちゃん、コーチ陣、そしてすべての選手が勝利を確信したにちがいない。だが、なんとなんとの2失点。で、残りロスタイムは3分。おいおい待ってよ、まさか追いつかれて“マナマの悲劇”かぁ?

さすがに悲劇はそうたびたびあるものではなく、3-2で最終予選初戦に勝つことができた。

録画していたものを試合開始時から見直してみたが、やはり光っていたのが俊輔と松井の動き。とくに松井はフィジカルがさらにいっそう強くなり、サッカーのツボを心得た感じがした。中田ヒデにも似たふてぶてしさが備わってきたのはたくましい限りだ。カード累積でつぎのウズベキスタン戦に出られないのは痛い。

FWでは田中達也が相変わらずキレキレで、再三惜しいシュートを放っていた。先発2トップには達也と巻というコンビがいいと思うのだが、どうだろう。相手DFにとって、速さの達也に、高さと泥臭いしぶとさのある巻というのは脅威だと思うのだが。

試合直後の岡ちゃん、終了まぎわの2失点を悔やみながらも、表情はほぼ穏やかだった。これからも能面のようにひきつった岡ちゃんの顔は見たくない。W杯がらみの試合は何が起こるかわからないことを、改めて認識させられた試合だった。

最後に……最初の失点、今ちゃんマズかったよ。岡ちゃん曰く「3点目が入って油断もあってか、途中から入る選手(今野)にきちんと役割を伝えてなかった」とのこと。でもそんなの関係ねえ!ですよ。今ちゃん、同じ過ち犯さないようにね。代表だとなんだか萎縮して見えるけど、もう中堅なんだ。東京のときと同じように堂々とプレーしてほしい。