久しぶりの日立台

明日は日立台での柏戦。
日立台は大好きなサッカー場のひとつだ。ピッチとスタンドとの近さが最大の魅力だが、あの迫力を目のあたりにするのは、なんと2003年以来のことだ。

前に行ったのはシーズン最終戦で、天気は雨。
髪の毛や足元はグショグショになりながら声を出したにもかかわらず、残念ながら結果は4対2で勝ち。終了後、東京サポピッチ乱入事件が起こってしまった試合である。

柏駅に至る道の途中で銭湯を見つけ、じっくりと温まっていたら、あとから入ってきた親子連れがサッカーの話をしていた。話の中身からすると、どうやら東京ファンのようだった。

浴槽に入ってきたとき、「おつかれさまです」と声をかけてみた。すると、30代半ばぐらいの父親は「そうですねえ、試合には勝ちましたけど、試合後のあれが……」と残念そうな顔つきをした。

あれから5年たち、その間に柏は一度J2降格という苦痛を味わった。だが1年で昨シーズンJ1に復帰して生まれ変わった。今シーズンも好調で、速いサッカーで上位チームを食い物にしている。

さあそれはさておき、東京は当然のごとく勝って、連敗街道を脱しなければならない。明日の天気は5年前と同じで、どうやら雨のようだ。

試合後、また銭湯に行ってみようかな。あの親子にまた会ったりして。もしそんなことがあったら、今度はお互いニコニコ顔で「イェ〜イ!」と手を叩き合いたいものである。