浦和−ガンバ戦で思ったこと。

 浦和vsガンバの試合はNHKでも放映していたようですし、世間の注目度は高かったですね。東京の試合(磐田戦)を除いていえば、観てみたいカードでした。ガンバのルーカスの働き具合を見てみたいのもありましたしね。

 試合終了後に浦和サポYさんから届いたメールには「埼スタが大変なことになっている」とだけ書いてありました。時間がたつにつれていろいろな事実が明らかになってきましたが、根本的には文句なしに一部のガンバサポが悪いですね。試合前から終始水風船やペットボトルを投げてたなんて、いったいどーなってるの。人数にしてそれほど多くないだろうし、おそらく人物を特定できるのでしょ? けが人も出したのだから、それなりの厳しい処分を出してほしいです。

 もうひとつはやっぱり主催者側の管理態勢、というよりもっと単純にいえば事態への対応から報告、対応に至るまでの、いわゆる初動動作ってやつのまずさだったんでしょう。素朴な疑問として、なぜ警備員のいる緩衝地帯でガンバサポの物投げが試合の始まる前から続けられてしまったのか。わからんです。警備員の誰かが取り締まるべきなのはもちろんだけど、他にいる警備員が試合の主催者サイドに何らかの方法で急いで連絡しなければおかしいでしょう。

 しかしまあ、どれだけの量だかわからないけど、きっと最初から投げるつもりだったのでしょうねえ。よくまあそれほどのペットボトルやら何やらをスタジアム内に持ち運べたものです。

 余談ながら最近、味スタの手荷物チェックはなかなか厳しいですよ。チェックする警備員によるかもしれませんけど、結構バッグの中からペットや缶を捜しだされ、紙コップに移してる光景を目にします。見つけられてしまった人たちはみんなトホホ顔ですね。この人たちがけっして投げるわけじゃないのは分かりきってるのに、今回の悪質ガンバサポのような不届き者がたまにいるから、こうした面倒なことになるんです。

 ルール破りが起こると、そのたびにルールは強化されていくもの。本来ならルールなんて少ない方がいいに決まってるんだけど、そうもいかないんだな、これが。だから、そういう意味からも今回のガンバサポの愚行には“喝っ!!”じゃ! それはそうと、東京のサポは絶対にこのような蛮行をしないようにしてもらいですね。もうあの「灰皿事件」の時のような、怒りと切なさが入り交じった気分になるのは勘弁です。
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 ニュースを観る限り、試合自体は内容的にとても見応えがあったようです。それでも、またまた最近恒例化した誤審があって、今回は浦和が不利を被ってましたなぁ。2点目が入る前のライン際のシーンは明らかに浦和ボールのスローインなのに、岡田さんは笛を吹かなかったみたいですね。こりゃおかしいですよ、バレーは明らかに故意と思われるセルフジャッジで即座にスローインしたわけで、そしたらプレーを止めて再びスローインから再開させなきゃ。あれ?……なんて思ってるうちに笛もなく1ゴール。明らかに変でした。

 ファールの判定の誤りなんて、立場が違えば喜びと怒りがつねに背中合わせだけど、本当は誤審なんてなければいいに決まってる。人間だからやむを得ない、というのは認めます。でも最近、なんだか多すぎるんでないかい?

 審判の問題については、○本はヘタクソだとか△沢はまあまあとか、もうそんなこと言ってる段階じゃなく、サッカー協会は審判に関する考え方を根本的に改めるべき、という意見です。審判の本格的なプロ化問題を含め、制度自体を変えていく時期だと思います。その中でレフェリングのテクニック向上への方策を練っていく。こんなふうに考えてますがいかがなものでしょう。