9年越しのリーグ戦勝利/第25節 vs.浦和

浦和に9年ぶりにリーグ戦で勝利という試合だが、残念なことにその舞台の国立競技場にはいられなかった。
2001年から東京を応援し始め、2001と2003はホームのみ、2004以降はリーグ戦のホーム&アウェイ、ナビスコ天皇杯のすべてに行っていた。
Jリーグには数多くのクラブがあるが、ダントツに観戦回数の多い対戦カードである。
2004年ナビスコでPK戦の末に勝って東京が初タイトルを獲得したあの試合以降、リーグ戦では浦和に勝てなくなった。
だからよけいに「今度こそ」と思い、万障繰り合わせて味スタ、埼スタへ足を運んだ部分もあったかもしれない。

しかし今回、その自分のなかでの「大記録」がとうとう途切れた。
2020東京オリンピック開催が決まり、現・国立競技場ではおそらく(まだ天皇杯の可能性もあるからね)最後になるであろう浦和戦。
何としても外せない仕事で行かれないのはやむを得ないとして、こうなると何だかマーフィーの法則とでも言おうか、皮肉な試合結果が頭にチラついていた。
それは「自分が行かない今回、いよいよ、ついに東京が勝つ」というものだ。

そしてその予感は的中し、仕事がまだ終わらぬ夜の9時頃、その日初めて見た速報サイトで東京の勝ちを知った。
試合のだいたいの流れと雰囲気はあれこれ読んでそれなりに分かった。
それにしても、復活した平山の劇的ゴールで9シーズンぶりの対浦和リーグ戦勝利なんて、出来すぎたシナリオだよなあ。
「この目で観たかった」の一言に尽きる。

ところで、明日のJリーグ理事会でとうとう2ステージ制+ポストシーズンが決議されてしまう。
その後には発表会見があるだろうが、途中経過などについてはさんざん沈黙を保っておいて、決定するやいなや一体どんな説明をするつもりなのか。
どうせまた説明になっていない説明にちがいないが、今後のためにもしっかりとその言葉を確認しておきたい。

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【J1第25節】東京3-2浦和
2013年9月14日(土)/国立競技場/18:35キックオフ/[観客 34,756人]
得点:前半8分チャン・ヒョンス/前半36分森重真人/後半6分槙野智章(浦)/後半8分那須大亮(浦)/後半45分平山相太