元日への夢をのせて《天皇杯》/vs.FC KAGOSHIMA

天皇杯初戦、今年は現地に行かれなくて残念でしたが、ジャイキリされることなく無事に勝ってうれしい限りです。
マイクロバスで上京してきたというKAGOSHIMAはいいチームだったようですね。
こちらのフレッシュな戦いぶりも見てみたかったです。谷澤の2ゴール後のパフォーマンスよりも(笑)。

過去には2006年のバンディオンセ神戸に7-0の大勝もあれば、その翌年のTDKSC戦の2-1のような辛勝もありました。
どの相手にも共通して感じられるのは、夢の存在であるJクラブと対戦する喜びがプレーに満ちあふれていること。
さらにもうひとつ、「当たって砕けろ」と「一泡吹かせてやる」の入り交じったアグレッシブな姿勢がとても清々しく感じられることです。

結果として東京が負けてしまったら黒歴史になるのでしょうが、たとえそうなったとしても天皇杯初戦は長く記憶に残る試合であることは間違いありません。
サッカー小僧の憧れはいまや日本一どころか世界に目を向ける時代になりつつありますが、W杯出場などは夢の夢だった三菱ダイヤモンドサッカー世代としてはやはり天皇杯には格別の思いがあります。
最後の元日決勝となりそうな今大会。2012年1月1日には、俺たちのコクリツで「あけましておめでとう」の挨拶をかわせることを願わずにはいられません。

おっといけない、リーグ戦の方もそうだけどついついせっかちに先のことばかり考えてしまうんだよなあ。
まず大事なのは次の3回戦、“格上”のJ1ヴィッセル神戸に勝利を収めること。
1年前の残留争いでは終盤にミラクルパワーを発揮され、泣かされたチームであります。

現在、神戸はJ1で中位にいるだけに勝つことは決して簡単ではないでしょうが、今の東京の力を測る試金石にもなります。
今度は逆に“格下”の我々が泣かせる番です。
そして試合後、歌ってやりましょう。「こぉ〜べぇ〜 泣いてどうなーるのかぁ〜♪」と……いやーつまらないですね、でもこれどうしても書きたかったもんで。失礼しました〜。

【第91回天皇杯 2回戦 /味スタ/5,301人】 東京4-0FC KAGOSHIMA [得点者/前半14分谷澤・前半30分森重・後半31分ルーカス・後半45分谷澤]