J2を楽しんじゃおう!

ひゃ〜寒い寒い。新宿駅での信号トラブルやら何やらで遅れが出た中央線に揺られながら考えることといったら、明日の先発メンバーやら試合展開予測やら、そんなことばっかり。ようやく駅に着いて改札を出たら冷気が一気に頬に突き刺してきた。桃の節句も過ぎたというのになあ。

夕飯をパクついている頃からちょうどテレビは各局スポーツニュースタイムに突入。テレ朝は相変わらず斉藤佑ちゃんに時間を割いている。どの局もなんだかんだ言ってさすがに明日はJリーグ2011シーズン開幕とあって取り上げてはいるが、冒頭に出てくるのがザック監督、そしてピクシーが出てきて以上! みたいなパターンだった。

「明日あさっての開幕カードはつぎの通りです」と言って映し出されたテロップはJ1の9試合のみ。「だってそーでしょ、そりゃそーだもの」という小松政夫のお決まりのギャグが頭をよぎる(古すぎ!)。当然ながら、この国の大マスコミ(日刊ゲンダイの十八番のセリフ!)にとってJリーグ=J1という扱いなのである。

いいねえ、昨年までは抱くことのなかったこの被迫害感。なんだかよけいに燃えてくるではないか。明日は取材に来ないのだろうから、さんざんいい試合をしてやるんだ(監督でも選手でもないのに言うなって!?)。たぶん『J2白書』とか、読んでないんだろうな〜。J1クラブとはちょいと異なるドラマチックでハートウォーミングなエピソードがたくさんあるのになぁ。

と、ひねくれて悪態ついちゃいけないんだよね。報道陣だってこの厳しいご時世のもと、取材地や人員を縮小減少されて大変なんでしょう。事情はよくわかりますぞ。でもザッケローニが東京の試合を見にくるときには取材アリかな。んじゃそのときには飛田給駅前のマックでビッグマックを手に入れ、そいつをほおばりながら待ってるよ。えっ、J2試合では無料券配らないって!? そりゃないよ〜、トホホ。

     ☆

“1年でJ1復帰”という、すでに昨年12月最終節京都戦以降に何度も繰り返し唱えている唯一無二の目標に向けて立ち上がり、雄叫びを上げるときがやってきた。西京極のピッチに跪きうつむいた今野。涙が伝う顔を手で覆った徳永。その他すべての東京の選手を力強いユルネバで送り出そう。「きっと大丈夫だから」という想いとともに。

明日はいよいよ開幕戦。ひさしぶりに我らがホーム・味スタへ出陣だ。今シーズンはJ1とはひと味違ったJ2ならではの楽しみが待っているにちがいない。これからの1年、自分にとって初めて体験するこの世界、この空気にじっくりと浸ってみよう。



↑おっさん応援者が忘れてはいけない物2つ。1つは震えていては応援も始まらないので「ホカロン」。もう1つは久しぶりに声がかれることは必至なのでお気に入りの「大根しょうがのど飴」。いかん、花粉症の点鼻薬も持っていかなくては……