喜びのリーグ戦再開前夜

忙しいのが一段落して、今日はドーンと自由な時間ができたので久しぶりに小平へ。W杯中断明けの試合前日だし、長友くんがテレビ出演して「FC東京」を連呼してくれたことからいつもより人が多いのでは、と思ったがそれほどでもなく、50〜60人と通常の金曜日程度の人出でした。ちょっと肩すかし、でも現実的にはこれぐらいの人数が当たり前なのかな。

ただ報道陣の数は多かった。ファンサスペース後方での囲み取材は2組あって、一つの輪の中心は今ちゃんで、もう一つは大黒。このところ東京サポ以外に知名度上昇中の今ちゃんの方に多く集まり、大黒の方には3〜4人。三田涼子さんは最初今ちゃんの方へ歩み寄ったと思いきや、あまりの聞き手の多さに予定を切り替え(たかどうかは分かりませんが)、大黒の輪の方に移ってインタビューしていましたね。

練習内容はフィジカル系の基礎トレと、相手セットプレー時の守備チェックなどがメインの内容でしたね。梅雨明けを感じさせる太陽がジリジリと照りつけ、気温がいっきに上昇する中なのでみんなかなり暑そう。いよいよ春秋制Jリーグの正念場、ニッポンの夏、蒸し風呂の夏が本番を迎えます。汗だくで走る選手の中でひときわ涼しげに見えたのはボウズ頭の平山でした。

ボウズ頭ついでというわけではありませんが、午後には昭島市民球場へ移動し、高校野球西東京予選を観てきました。朝刊で偶然に母校の試合があるのを知り、開始のタイミングがよかったので足を運んだ次第。チェンジのたびにベンチ前で選手同士が大声(奇声?)をあげてハイタッチで激励し合う姿を見ていたら、先日のW杯日本代表がオーバーラップしてきました。

そうです。あの日本代表チームの本番直前になってからの一体感はまさに高校野球……というより、部活運動部の世界そのものでした。これぞまさに日本スポーツ界の伝統的お家芸の源と言ってもよいでしょう(是非や善し悪しはあれこれ意見が分かれるところですが)。

東京はJ1昇格当時に比べてみれば、プレー面では戦術もテクニックもだいぶ洗練されてきて“部活サッカー”色は薄まりましたが、メンタル面だけはけっしてドライになり過ぎずに泥臭い部活的要素を残しつつ、明日から再開する真夏のリーグ戦に臨んでもらいたいものです。