オオカミの鮮烈デビュー/vs.大宮

明日はヤマザキナビスコカップ名古屋戦というのに、日曜日の大宮戦のことをちょろっと。いやはや、いろいろな意味でホットな試合だったんですなぁ。僕は前回エントリーの予告通り、試合時間は赤羽にて知人の引っ越しの手伝いなんぞをしていたため、その空気に触れられずじまいでした。

ちょうど後半に東京ゴール裏が「ワッショイワッショイ」と賑わっていた時間帯は引っ越し最大の力仕事、大型冷蔵庫と大型テレビと格闘している頃です。「もう少しもう少し!」と、男が4人掛かりで眉間にしわを寄せていました。一通り終えて携帯速報で勝利を知ったとき、卓球の愛ちゃんのように握り拳を作ってしまいましたね。


昨日になって試合を録画していただいたビデオが手に入り、1日遅れでウワサの数々の場面を目のあたりにしました。なるほど、あれじゃ羽生は痛かったにちがいないです。マトは腑に落ちなかっただろうな。9人になり引くしかない大宮相手に攻めにくいとはいえ、やはり東京は拙攻でしたね。

しかし反対に、今シーズンここまでの試合では観られなかったいいものを2つ観ることができました。

1つはボランチに上がった今ちゃんの、ひさしぶりの攻撃力爆発。鬼気迫るものがあるといった感じで、「闘将」と呼んでもいいくらい。CBで守備に専念するうっぷんをすべて吐き出すかのようでした。代表監督が見に来ていたようですが、これでもスルビア戦で使わないのなら、直に話をして考え方を聞いてみたいです(笑)。

もう1つは重松健太郎のデビュー。僕はユース時代の試合を観ておらず、小平の練習試合程度でしかしか知りませんでした。まさにゴールを奪うことしか考えていないかのような、典型的なストライカーですね。しかも若くてギラギラしたワイルドな雰囲気が漂わせた、これまでの東京には類を見ない選手の鮮烈な初ゴールでした。

この先どのように成長していくのか、とても楽しみです。同時に、他の先輩FWたちは強烈なライバルの登場と思うべきでしょう。プロの世界はまだ始まったばかり。この先いくつもの壁に突き当たることとは思いますが、オオカミのように獲物を狙う鋭い気性をさらに磨きをかけてもらいたいです。

ゴリラからのクロスをオオカミがヘッド! まるで東京はZOOですね、タヌキもいるし。しかしウルフの方がカッコイイ気がするのだけど、どうしてスタッフはオオカミと呼んだのだろう!? なんだかあまり定着しなそうな気がするが(笑)、ま、いっか。ナビスコ名古屋戦でもガツンと決めてほしいですね!