アマラオ映画、観ました

例のアマラオの映画、吉祥寺での上映が最終日だったので行ってきました。次の日から府中で始まるのは知ってましたが、定期券の使える吉祥寺の方が僕には便利。しかも上映されたバウスシアターは昭和レトロな雰囲気を残した映画館で、前から好きだったんです。どうしても行っておこうと思い、上映時間ギリギリに駆け込みました。

入場料は通常1500円のところが、東京グッズを持参すると300円安くなるサービスがありました。事前にこれを知っていたにもかかわらず、不覚にも忘れたことに気づいた。映画館に向かうほかの人はスーツ姿にマフラー、中にはユニ姿の人も。大したもんです。しょうがないなぁ……と、そこでふと気づいたのがケータイのストラップ。チケット窓口で「あの、これですが」とやや恥じらいつつ提示すると、これが功を奏して見事に割引に。

内容はおおよそ察しはついていましたが、故郷ブラジルにいるアマの実弟や少年時代の友人、母、さらには所属クラブの関係者が何人も登場して思い出をつぎつぎと語る展開。少しずつ時代は現在に近づいてきて、最後は今年5月11日に味スタで行われた「アマラオ・ファイナルマッチ」の模様を長い時間流して終了というつくりだった。監督はまだ若い美大卒の女性のようだが、ブラジルでのカラッとした感じの映像がそこそこよかった。

アマラオはとにかくやさしく温かく、マリーシアな部分のないブラジル人だ。だからどこに身を置こうとも、周囲の人たちとすぐにうち解けた関係になるのだろう。比較する理由は何もないが、友達にするならラモスよりアマラオであることは間違いない。そんなアマラオの存在を示す記録映画、これは東京サポには必見……といっても、やはり現役時代のプレーを自分の目で見ていない人にはピンとこないかもしれないな。まったくもって仕方のないことなのだが。